アルボン、レッドブルの母国レースに気合充分「良い結果を残したい」F1オーストリアGP《preview》
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トロロッソ・ホンダのアレックス・アルボンが、2019年FIA F1世界選手権第9戦オーストリアGPに先立って抱負を語った。
アルボンはDAMSから出走した昨年のFIA-F2選手権でのレッドブル・リンクでは2レース共に5位だったものの、2017年には2位表彰台を獲得。更に、遡ること3年前のGP3時代にもレース1、レース2共に2位表彰台を獲得している。
アルボン:オーストリアGPに向けて
アレックス・アルボン
F2時代の昨年のレッドブル・リンクでは、特に可もなく不可もなくといった週末だったよ。2回のレース両方で5位でフィニッシュだったんだ。コーナー数が少ないくせにその大部分が高速だから、すべてのコーナーが凄く重要なんだ。要は全てを完璧にまとめ上げる必要があるんだけど、そういう意味でテクニカルなトラックだね。
上り下りが激しく複雑だから簡単じゃないけど、オーバーテイクのチャンスが豊富だからレースをするにはもってこいだね。特に下り坂のセクションでは、確実にブレーキングできればパスできる。それに、3本のロングストレートではスリップストリームの効果が凄く大きい。
リズムとしては、ロングストレートとタイトコーナーの繰り返しだから、ダーティーエアーの影響を受けずに前のクルマに接近した状態でバトル出来る。つまり、良いレースができるという事だ。
ロケーションとしても本当に素敵だよ。山の景色と緑が好きだな。レッドブルファミリーの一員として母国レースを迎えるわけだから、何とかして上手くやりたいと思ってるし、週末には4人全員(レッドブルとトロロッソのドライバー)を集めて面白いイベントを計画してるって聞いてる。
今回が今年最初のダブルヘッダーだね。僕は一つのレースから次のレースへと直行するのがの好きなんだ。2戦目のFP1の過ごし方が違うからね。10日間とかじゃなく、ほんの数日前にクルマをドライブしてるから、マシンに乗り込んですぐにリズムを掴む事が出来るんだ。気持ちも途切れないし、ずっとドライブし続けてるような感覚になるから、僕らドライバーは連戦に絶対文句なんて言わないよ!
オーストリアGPの舞台となるのは、1周4,326m、平均速度230km/hの高速サーキット、レッドブル・リンク。昨年のグランプリではメルセデスが信頼性に問題を抱えてダブルリタイヤ。レッドブルのマックス・フェルスタッペン優勝し、2位にキミ・ライコネン、3位にセバスチャン・ベッテルが続く結果となった。
F1オーストリアGPは、日本時間2019年6月28日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。