マクラーレン、一連の信頼性の問題はまだ未解決か? / F1オーストラリアGP Preview 2018
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バルセロナテストでは望んでいたような信頼性を発揮出来ず、全チームの中で最も少ない走り込みに終わったマクラーレン・ルノー。チーム代表を務めるエリック・ブーリエによれば、テストで直面した数々のトラブルに対処すべく、ファクトリーで懸命の”作業を続けてきた”という。
ブーリエは「解決した」とまでは断言せず、また、フェルナンド・アロンソはレース本番のオーストラリアGPを「テスト」と表現。二人の歯切れの悪い言い回しは、一連の問題がまだ未解決である可能性を示唆する。今週23日から始まる2018年F1開幕オーストラリアGPに向けて、アロンソとバンドーンが抱負を語った。
F1オーストラリアGPに向けて
フェルナンド・アロンソパッケージについての理解は深まっている
さあ、遂に戦いの時が来たね!デイトナ24時間レースがあったから僕にとっては今年初のレースというわけではないけど、シーズン最初のグランプリだし、MCL33をドライブ出来ると思うと本当に胸が高鳴るよ。
まだやるべき事がたくさんあるのは分かっているけど、僕らのマシンは冬季テストで多くのポテンシャルを発揮した。パッケージについての理解は深まっているし、今年の車に持ち込んだ新しいエレメントがどの程度機能しているのかも分かってる。オーストラリアが初のリアルなテストになるわけだけど、全てをまとめ上げるためには、週末を通して懸命に作業に取り組む必要がある。
他のチームがどの程度の戦闘力を備えているかは分からないけど、メルボルンは素晴らしいコースだし、長い冬を終えて自分たちに一体何が出来るのかを確認できる事を楽しみにしてる。
ストフェル・バンドーンマシンは昨年と比べて大きく変貌を遂げた
メルボルンでのシーズン開幕は本当に素晴らしい。僕の誕生日と被っているし、レースドライバーとして初めて挑んだ去年のグランプリでは、素晴らしい思い出を作ることができたからね。初めてのフル参戦を経験して今はリラックスしてるし、自信を持ってオーストラリアに向かえる。またレースをするのが待ちきれないよ。
今年の準備をするために冬の間ずっと激しいトレーニングを積んできたし、ファクトリーでエンジニアの皆と多くの時間を過ごしてきた。レギュレーションはそんなに変わってはいないけど、まだまだ学ぶべきことは多い。僕らのパッケージは昨年と比べて大きく変わったからね。ハロが投入される初めてのグランプリだから、ドライバーやファンの皆がどうリアクションするか興味深いよ。
マクラーレンにとっては新たなチャレンジの始まりだから本当に楽しみだ。サーキットのコンディションに合わせたセットアップをするために、週末に向けて金曜日のセッションを最大限に活用したいと思ってる。他のチームと比べて、僕らがどの位置にいるのか分からない以上、浮かれたりはしないさ。チーム全員が2018年のF1が始まるのを待ち望んでる。