白熱の予選を期待させる1000分の92秒差のトップ4、角田裕毅は11番手 / F1オーストラリアGP 2024 《FP3》結果と詳報

Published：2024/3/23 12:51

シャルル・ルクレール（フェラーリ）が週末最速の1分16秒714を記録して2024年F1第3戦オーストラリアGPの最終3回目のフリー走行でタイムシートのトップに立った。角田裕毅（RB）は11番手につけた。

トップ4のギャップは僅か1000分の92秒と、予選でのエキサイティングなポール争いを期待させる結果となった。

マックス・フェルスタッペン（レッドブル）は序盤に「噛んでいない」とブレーキへの不満を訴える場面があったが、タイヤとブレーキに適切な熱が入ると0.020秒差の2番手タイムを刻んだ。

術後という事でフィジカル的に100%でない事は確かだが、それでもカルロス・サインツは他の18台とは異なりミディアムタイヤで自己ベストを記録。3番手を刻んでポール争いに名乗りを上げると共に、アルバート・パークにおけるフェラーリSF-24の優位性を誇示した。

4番手には少し意外な第3のチームが続いた。

セットアップ変更が酷く裏目に出るなど、メルセデスはイベント初日に大きくつまずいたが、FP3に向けた大幅な変更が功を奏したようで、ルイス・ハミルトンは4番手を刻み、ジョージ・ラッセルも5番手を記録した。

3月23日(土)の現地メルボルン上空には雲が広がり、週末最後のプラクティスは気温18℃、路面26℃のドライコンディションでスタート。シャシーをチームメイトに譲る事で棄権したローガン・サージェント（ウィリアムズ）を除く全19台が最後の調整のために一時間に渡って周回を重ねた。

角田裕毅は0.183秒届かず、全てのプラクティスでトップ10を刻む事はできなかったが、それでもバルテリ・ボッタス（ザウバー）を抑えて11番手タイムをマークした。RBのチームメイト、ダニエル・リカルドは18番手でクルマを降りた。

全3ラウンド、計1時間が予定されるF1オーストラリアGPの公式予選は、日本時間3月23日(土)14時からアルバート・パーク・サーキットにて行われる。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

2024年F1第3戦オーストラリアGPフリー走行3（FP3）リザルト

Pos	No	Driver	Team	Time	Gap	Laps
1	16	シャルル・ルクレール	フェラーリ	1:16.714		22
2	1	マックス・フェルスタッペン	レッドブル・ホンダRBPT	1:16.734	+0.020	28
3	55	カルロス・サインツ	フェラーリ	1:16.791	+0.077	20
4	44	ルイス・ハミルトン	メルセデス	1:16.806	+0.092	20
5	63	ジョージ・ラッセル	メルセデス	1:16.886	+0.172	23
6	14	フェルナンド・アロンソ	アストンマーチン・メルセデス	1:16.997	+0.283	20
7	11	セルジオ・ペレス	レッドブル・ホンダRBPT	1:17.014	+0.300	28
8	81	オスカー・ピアストリ	マクラーレン・メルセデス	1:17.087	+0.373	19
9	18	ランス・ストロール	アストンマーチン・メルセデス	1:17.341	+0.627	22
10	4	ランド・ノリス	マクラーレン・メルセデス	1:17.490	+0.776	22
11	22	角田裕毅	RB ホンダRBPT	1:17.673	+0.959	19
12	77	バルテリ・ボッタス	ザウバー・フェラーリ	1:17.752	+1.038	20
13	23	アレックス・アルボン	ウィリアムズ・メルセデス	1:17.759	+1.045	23
14	24	周冠宇	ザウバー・フェラーリ	1:17.876	+1.162	19
15	31	エステバン・オコン	アルピーヌ・ルノー	1:17.920	+1.206	18
16	27	ニコ・ヒュルケンベルグ	ハース・フェラーリ	1:17.941	+1.227	17
17	20	ケビン・マグヌッセン	ハース・フェラーリ	1:17.961	+1.247	18
18	3	ダニエル・リカルド	RB ホンダRBPT	1:17.963	+1.249	20
19	10	ピエール・ガスリー	アルピーヌ・ルノー	1:18.390	+1.676	19