ハースに悪夢再び…左前輪が緩みリタイヤ「デジャヴかと思った」とシュタイナー代表 / オーストラリアGP《決勝》

アルバート・パーク・サーキットを走行するハースVF-19、F1オーストラリアGP決勝レース

2019年F1開幕オーストラリアGP決勝レースに挑んだハースF1チームは、6番グリッドスタートのロマン・グロージャンがリタイヤ、7番グリッドスタートのケビン・マグヌッセンは、ミッドフィールド最上位となる6位フィニッシュを果たした。

昨年のレースでは、2台揃ってのホイール取付ミスによりダブル上位入賞のチャンスを逃したハース。信じがたい事に、今年もその悪夢が蘇った。

15周目、タイヤ交換のためにピットインしたグロージャンにトラブルが発生。原因は不明ながらも、左フロントのホイールの取り付けに手間取り大きくタイムロス。上位を走行していたものの14番手にまで後退した。チームによると、これは後に起こるトラブルの前兆だったのだという。

左フロントに何らかの不具合を抱えたまま走行を続けたグロージャンは、29周目に左前輪が緩み出し、コース脇にマシンを止めてリタイヤと相成った。チーム代表のギュンター・シュタイナーは「昨年のデジャヴかと思った」と率直な感想を述べた。チームは今後詳細な調査を行う。

ハース:F1オーストラリアGP決勝を終えて

ロマン・グロージャン決勝: リタイヤ, グリッド: 6番手

何が起きたのか正確な事はまだ分かってない。ただ何かがおかしい感じがあった。ケビンの真後ろについて走れてたし、問題が出るまでは満足のいくレースだったのに、良い1日にはならなかった。

レギュレーションが変更された事で、前走車について走れる事はできるようになったけど、タイヤが依然として去年と同じなんだ。プッシュすると横滑りしてグリップがなくなってしまう。接近できるようになっても、追い抜くのは難しいね。

今週末の僕らはずっと速かったし、レースでも力強かっただけに、こういう結果に終わってしまい残念だよ。

ケビン・マグヌッセン決勝: 6位, グリッド: 7番手

すっごい満足さ。良い結果で終える事ができた。2台ともが完走できなくて、チームとしては残念な部分もあったけどね。(トラブルがなければ)ロマンだって良い位置でフィニッシュできたはずだ。僕ら2人とも、昨日の予選ではあれだけ良かったんだから。

ロマンがこういう形になってしまって、僕もガッカリだよ。6位という結果には満足してるけどね。スタートも上手くやれたし、クルマの調子も凄く良かった。レース全体を通してプッシュできていたし、タイヤの面倒をみることも出来た。こういった形でシーズンをスタート出来て本当に満足さ。


58周で争われた決勝レースでは、フロントロー2番グリッドからスタートしたバルテリ・ボッタスが22戦ぶりに優勝。2位にはルイス・ハミルトンが続き、メルセデスAMGが1-2を果たした。3位表彰台はレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。ホンダにF1復帰後初の表彰台を捧げた。

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