トロロッソ・ホンダ、不運に泣いたクビアトとQ3を逃して悔しがるアルボン / オーストラリアGP《予選》
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16日土曜に行われた開幕オーストラリアGP予選セッションを終えて、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトとアレックス・アルボンが一日を振り返り、決勝に向けての豊富と見通しを語った。
副テクニカルディレクターのジョディ・エジントンが明らかにしたように、今回の予選の目標は少なくとも1台をQ3に進ませる事であった。二人のドライバー達はQ1を難なくクリア。トップ10進出を目指してQ2ラウンドに挑んだ。
Q2の最後のアタックの際、前方を走るフェラーリのセバスチャン・ベッテルがコースオフ。煽りを受けたクビアトは自己ベストを更新できず15番手。その一方で、F1デビュー戦のアレックス・アルボンは自己ベストを塗り替えて13番グリッドを手にした。
トロロッソ・ホンダ:オーストラリアGP予選を終えて
ダニール・クビアト予選: 15位, FP3: 8位
予選Q2までは完璧だったし、そこまでの週末の流れには満足だったんだけど、Q2の最後のランを走ってた時にセバスチャン(ベッテル)がコースオフして、少しトラフィックに捕まってしまったんだ。彼を責めてるわけじゃないけど、あそこでタイムを失ってしまった。
まだクルマから全ての性能を引き出せてるわけじゃないから、前向きなスタンスでいなきゃならない。ポテンシャルを発揮できてれば、タイムシートが違う形なってたのは間違いないからね。Q1のラップはQ3進出に十分足るものだったと思うけど、一度やれたものは2度やれなきゃしょうがないわけだから、何が悪かったのかをちゃんと理解しなきゃならない。
再びF1マシンを振り回して走れるようになって本当にうれしいんだ。今週末は1周1周を全て楽しんでる。本当に最高だよ!ロングランはそんなに悪くなかったし、きちんとタイヤマネジメントして戦略を上手くやれば、明日は幾つかポジションを挽回できるはずだ。どういう結果になるか楽しみだね!
アレックス・アルボン予選: 13位, FP3: 15位
予選の出だしは良かったんだ。最初のラップを走り終えてラップタイムを聞いた時、タイムの向上幅に驚いたよ。Q1の2回目のアタックで上手くやれた事で、それ以降はリズムを掴むことができた。路面の改善はすごかったしグリップもちゃんとあったから、一旦感触を掴めちゃえば自信が持てるんだ。
Q3を逃してちょっとガッカリしてるよ。冬のテストの段階から接戦になるって事は予想できてたけど、今日の中団グループはかなりタイトだったし、一切のミスが許されない状況だったからね!自分のラップには満足してるれど、あとコンマ1秒かコンマ15秒速ければQ3に行けただけに悔しいね!
ここはオーバーテイクが難しいコースだけど、ひょっとするとレギュレーションの変更で追い抜けるようになってるかもしれないから、ポジションを上げるチャンスがあるかもしれない。僕らのロングランはかなり良かったし、ポイントに近い位置にいるから、明日はそこを目標にしていくよ。
多分少しナーバスになるだろうし、今夜ぐっすり眠れるか分からないけど、F1での初めてのレースを本当に楽しみにしてる。マシンを壊さないように気をつけて、良い結果を持ち帰れるように頑張るよ。
ポールポジションはメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。メルボルンでの6度目のポールを射止めた。2番手はチームメイトのバルテリ・ボッタス。シルバーアローが後続に大差をつけ圧倒する結果となった。
2019年開幕F1オーストラリア・グランプリ決勝レースは、日本時間3月17日(日)14時10分にグリーンフラッグを迎え、1周5303mのアルバート・パーク・サーキットを58周する事で勝敗を決する。