真の脅威となるかフェラーリ、レッドブルを打ち負かす「最良のチャンス」を肌に感じるルクレール

アルバート・パーク・サーキットのパドックで談笑するフェラーリのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツ、2024年3月21日 F1オーストラリアGPCourtesy Of Ferrari S.p.A.

F1オーストラリアGPの金曜2回目のフリー走行でトップタイムを記録したシャルル・ルクレールは、アルバート・パークでのフェラーリSF-24のペースに手応えを掴んでおり、レッドブルを打ち破って今季初のポールポジションを獲得する「最良のチャンス」があると感じている。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)に0.381秒差をつけたFP2を経てルクレールは、依然としてレッドブルがフィールドの先頭を走っているという現実を認識しつつも、開幕2戦より良い成績を目指せるチャンスがあるとの考えを示した。

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アルバート・パーク・サーキットを周回するシャルル・ルクレール(フェラーリ)、2024年3月22日F1オーストラリアGPフリー走行

今週末のポールポジション争いで優位に立っていると思うか?と問われたルクレールは「最初の2つのレースより良い位置にいると言えると思う」と答えた。

ヘルムート・マルコによるとフェラーリはFP2の予選シムでフルパワーを引き出すエンジンモードを使ったが、レッドブルはそうではなかった。

ルクレールは「とは言っても、レッドブルはまだプッシュしていなかったから、彼らのポテンシャルを見極める必要があるけどね」と続ける。

「彼らは今も僕らの先を行っていると思う。でも今週末はシーズンが始まって以来、最良のチャンスがあるかもしれない」

「今のところは良い感じだ。FP1の最初のラップからFP2の終わりに至るまでポジティブな1日になった。良いスタートが切れたと思う」

「それでも懸命に取り組み続ける必要がある。だって、明日は幾つかのサプライズがあるはずだし、僕らが明日もライバルより前にいられる理由もないからね」

レースペースについては「かなり力強そうに見えた」とする一方、比較的クリーンなラップが得られた自分達とは対照的に、幾つかのライバルは「酷いトラフィックに見舞われていた」として「比較するのは難しい」と説明した。

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セッションに向けて準備するシャルル・ルクレール(フェラーリ)、2024年3月22日F1オーストラリアGPフリー走行

虫垂炎の手術と療養を経てこの日、初めて車に戻った僚友カルロス・サインツはトップから0.43秒遅れの3番手をマークした。

体調についてサインツは「大丈夫だ。ありがとう。1日を通してプラクティスに取り組んだ後だから、もちろん少し疲れているし、身体的に100%ではないけど、良い1日を過ごせたような気がする」と答えた。

また、FP3でさらに周回を重ねてもう少し自信が持てるようになればポールポジション争いに絡めるかもしれないとの期待を口にした。

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アルバート・パーク・サーキットのピットレーンを走行するカルロス・サインツ(フェラーリ)、2024年3月22日F1オーストラリアGPフリー走行


3回目のフリー走行は日本時間3月23日(土)10時30分から、公式予選は同14時から1時間に渡ってアルバート・パーク・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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