アンドレッティ・キャデラックF1、名門ルノーで輝いたロブ・ホワイトを起用
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アンドレッティ・キャデラックがF1参戦に向けた取り組みを更に前進させた。長年に渡ってルノー/アルピーヌの上級職を歴任したアラン・ロバート・ホワイトこと、ロブ・ホワイトが最高執行責任者(COO)としてチームに加わった。
マイケル・アンドレッティがCEOを退き、大株主のダン・トウリスが経営を引き継いだことで、アンドレッティ及びGM/キャデラックによるF1参戦計画は進展し、2026年からの参戦でF1側と基本合意に至った。
コスワースのチーフF1エンジニアを経てホワイトは、2004年から2016年までルノーに在籍。ヴィリー=シャティヨンのエンジン部門でテクニカル・ディレクター、副マネージングディレクター、パワーユニット最高技術責任者(CTO)を務めた。
この間にルノーは、フェルナンド・アロンソと共に2005年、2006年のF1世界選手権をダブル連覇し、2010年から2013年にかけてはレッドブル及びセバスチャン・ベッテルと4年連続のダブルタイトルを獲得した。
2017年にヴィリーからエンストンに移ると、アルピーヌのオペレーション・ディレクターとして活躍。7年半の勤務を経て今年6月にチームを去った。
ホワイトはSNSを通して「最高執行責任者として、アンドレッティ・キャデラックに加わることをお知らせしたい! このチームはこれまでに数々の成果を成し遂げてきた。私はそれに大いに感銘を受けたし、その一員になれることを本当に嬉しく思う」と述べた。
F1新規参戦を目指すアンドレッティは経験豊富なタレントエンジニアを数を多く採用しており、ホワイトは新たな職場で、ニック・チェスター(テクニカル・ディレクター)やジョン・トムリンソン(エアロダイナミクス責任者)、徳永直紀(シニア戦略アドバイザー)、そしてエグゼクティブ・エンジニアリング・コンサルタントとしてまもなく加入予定のパット・シモンズなど、ルノー時代の同僚達と再会する。