F1オーストラリア:アルピーヌとウィリアムズの2台がギアボックス交換
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アルピーヌとウィリアムズはF1第3戦サウジアラビアGPの初日に向けて、ピエール・ガスリーの10号車A524とアレックス・アルボンの23号車FW46に各々、今季2基目のギアボックスを搭載した。
ガスリーとアルボンのマシンには、新しいギアボックス・ケース/カセット(GBX C & C)と、同じく新品のギアボックス・ドライブライン、ギアチェンジ・コンポーネントおよび補助コンポーネント(GBX DL)が搭載された。
FP1に臨んだアルボンはターン6を通過した後、アウト側に膨らんで縁石に乗り上げ、挙動を乱して右フロントからターン7脇のバリアに激突。コース側に弾き返され、左リアからターン8のウォールにぶつかった。交換したばかりの新品ギアボックスの損傷が懸念される。
2024年シーズンは史上最多となる24戦が計画されている。シーズン中に5基を超えるギアボックスを使用した場合、5グリッド降格ペナルティが科される。
ただ、今シーズン中に計画されているグランプリが一つでも中止になると、年間に使用可能なギアボックスは5基から4基に削減される。
ギアボックスは「GBX C & C」と「GBX DL」の2つのコンポーネントに分けて管理されており、その各々が年間5基に制限されている。
現時点で2基目のギアボックスを開封しているのは以下の6台だ。
- マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
- セルジオ・ペレス(レッドブル)
- カルロス・サインツ(フェラーリ)
- 周冠宇(ザウバー)
- ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
- アレックス・アルボン(ウィリアムズ)
作業内容は限定されるものの、FIAの承認を受けた場合に限りチームは修理やメンテナンスを行う事ができる。チェンジギア、ドッグリング、リバースギアは物理的な損傷が明らかな場合、同一仕様のものと交換することが許されている。