アルピーヌF1「A521」が英シルバーストンでシェイクダウン「本当に興味深い一日」とオコン
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アルピーヌF1チームが3月3日(水)、英国シルバーストン・サーキットで2021年の新車「A521」のシェイクダウンを行った。
レースドライバーのエステバン・オコンは、昨日発表されたばかりの鮮やかなフレンチブルーが印象的な最新スペックを初めてドライブした。
「ルノーE-Tech 20B」と名付けられた新型パワーユニットを搭載する「A521」は、ルノーを名乗っていた昨季型「R.S.20」の進化バージョンで、リア側を中心とする規約に伴う空力改定部分を除き、基本構造は2020年仕様を踏襲している。
ノーサンプトンシャー州特有の朝の霧の影響で開始時刻が若干遅れたものの、チームは現地時間午前9時過ぎにクルマをコースへと送り出し、オコンは5.891kmのグランプリコースを16周走り込んだ。
フィルミングデーを使用した走行では、レース週末に投入されるコンパウンドではなく専用のデモ用タイヤの装着が義務付けられる他、走行距離も100kmまでに制限される。
テクニカル・ディレクターを務めるパット・フライは「A521」の初走行について、深刻なトラブルもなく予定されていたプログラムを全て消化したと説明した。
クルマを降りたオコンは「今日は本当に楽しかった。今日初めてドライブしたわけだけど、フィーリングは良かったし、今日は計画通りにプログラムをこなすことができた」と1日を振り返った。
「霧が出ていた影響で開始が少し遅れたけど、霧が晴れた後は路面もドライになって、本当に楽しく走ることができた。100km以上走りたいところだけど、そうもいかないから、今日は笑顔で引き上げる事にするよ」
「来週始まるバーレーンテストではレース用タイヤを履くことになるしコンディションも今日より暑くなるだろうから条件は違うけど、今日の走行を活かしていきたいと思ってる」
「全体として今日は本当に興味深い一日だった。新しいクルマの事をもっと深く知りたい。カラーリングは本当に最高だ。グリッド上で一番カッコいいクルマだと思う!」
英国エンストンのチームはこの後、フェルナンド・アロンソが同流予定の来週3月12日から3日間に渡って行われる公式プレシーズンテストに向けて、バーレーンへの旅支度に取り掛かる。