未だクラッシュの後遺症に苦しむフェルナンド・アロンソ、完治はサマーブレイク明け以降か
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アルピーヌF1チームのフェルナンド・アロンソは4月上旬に開催されたF1オーストラリアGP予選でのクラッシュの後遺症に悩まされており、完治にはまだ数ヶ月を要する見通しだという。
アルバート・パーク・サーキットで2度のF1王者は最終セクターのターン11でバリアに衝突。A522は車体左側に大きなダメージを負った。アロンソは無線を通して、油圧が失われた結果、シフトダウンが出来なかったとフラストレーションをぶつけた。
事故から3週間を経てなお事故による怪我が完治していないようで、7位入賞を飾ったF1第7戦モナコGPを終えたアロンソの両手首には包帯が巻かれていた。
来月29日に41歳の誕生日を迎えるスペイン人ドライバーは「オーストラリアからずっと続いてるんだ。骨、靭帯、腱、色んなところがイヤな感じでね」と説明した。
「2、3カ月はかかるだろうし、手術もできないし、できることは何もないんだ」
「安静にしてなきゃならないけど、2週間ごとにマシンをドライブしなきゃならない。できるだけ自宅で療養するようにしてるけど、(治るには)数ヶ月はかかるだろうね」
レギュラードライバーに不測の事態が発生した場合に備えてチームはリザーブドライバーを雇っている。アルピーヌには若手の中で最も高い評価を受けるオスカー・ピアストリが控えているが、アロンソはレースを欠場するつもりはないと言う。
ピアストリにクルマを貸してみてはどうかと問われたアロンソは「でも、僕らにはポイントが必要だからね」と答えた。
モナコを経てF1サーカスはダブルヘッダーを4回消化した後、8月のサマーブレイクに入る。