「ルノーとの最後のレース…最高の形で締め括りたい」とカルロス・サインツ / Renault
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ルノー・スポールのカルロス・サインツとニコ・ヒュルケンベルグが、2018年FIA F1世界選手権第最終第21戦アブダビGPに先立って抱負を語った。昨年のレースではヒュルケンベルグが6位入賞を果たし、コンストラクターズでトロロッソを逆転。フランスのチームを選手権6位の座に導いた。
ルノーは現在114ポイントを獲得し、コンストラクターズ5位ハースに対して24点リードの4位。大きなアドバンテージを以て最終戦に挑む。チームは来季に向けてエンジンをゼロベースで設計し直すと共に、FIAの技術部門責任者を務めていたマルチン・ブコウスキーを迎え入れシャシーの改善に取り組んでいる。
来季、フェルナンド・アロンソの後任としてマクラーレンへと移籍するサインツにとっては、今回のアブダビがルノーと共に走る最後のレース。2019シーズンはレッドブルからダニエル・リカルドが加入するのに加えて、ジェローム・ストールの後任として、2019年1月1日付けでティエリ・コスカスが社長に就任する事が決定している。
ルノー:アブダビGPに向けて
カルロス・サインツルノーとの最後のレース
アブダビGPが本当に楽しみだよ。素晴らしいフィナーレになるだろうしね。ここ数戦は、もう少しクルマからパフォーマンスが欲しいって思うようなレースだったけど、チームはアブダビでまたポイント圏内に戻れるよう懸命に仕事に取り組んでいる。チームにとって最後のレースが素晴らしいものになることを祈ってるし、僕にとってもルノーとのひとときの時間が最高の形で締めくくれる事を願ってる。
ニコ・ヒュルケンベルグ去年に比べると今年は余裕
アブダビはここ数年に渡ってシーズンの終わりを告げるフィナーレの舞台だ。一年間を締め括る上では間違いなく素晴らしい場所だと思う。チームにとってはコンストラクターズ選手権で分配金に大きな違いが出る。去年は最後の最後までデッドヒートが続いたけど、今年はポイントの面で余裕を以てレースに挑む。でも、何が起こるか分からないし、いつものように自分の仕事に集中するだけだ。
アブダビグランプリの戦いの舞台となるのは、1周5,554m、全21コーナーを有するヤス・マリーナ・サーキット。ドライコンディションとなった昨年のレースでは、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスが優勝。2位にルイス・ハミルトン、3位にフェラーリのセバスチャン・ベッテルという結果だった。
F1アブダビGPは日本時間2018年11月23日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。