フェルスタッペン、2位でシーズンを総括「ホンダの復帰後初優勝は本当に感動的だった」F1アブダビGP《決勝》

F1アブダビGPでの2位表彰台の記念撮影をするレッドブル・ホンダのクルーとマックス・フェルスタッペンcopyright Red Bull Content Pool

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、2019年シーズンの最終戦F1アブダビGPで2位表彰台を獲得。チームとしては3勝を含む今シーズン9度目のポディウムでシーズンを締め括った。

最前列2番手からスタートしたフェルスタッペンは、スタート直後にシャルル・ルクレール(フェラーリ)に交わされ一時3番手にポジションを落としたものの、25周目にミディアムからハードへとタイヤを交換すると、ターン8でルクレールをオーバーテイク。自らの手でポジションを奪い返した。

フェルスタッペンはレース中、コーナー出口でのターボラグに不満を訴えると共に、無線でチームに対してハンドブレーキ・エフェクトが出ていると報告。エンジンのドライバビリティに問題を抱えながらも、そのまま2位を守り切ってチェッカーを受け、シーズン最終盤3戦を勝利と表彰台で締め括った。

今回の2位表彰台でドライバーズランキング3位が確定。21戦と長きに渡ったシーズンを振り返ったフェルスタッペンは、最も思い出深いレースとしてオーストリアGPを挙げ「ホンダの復帰後初優勝は本当に感動的だった」とコメント。来年に向けては、車体とホンダエンジン双方が大きく改善してきているとして、タイトル争いへの挑戦を口にした。

ホンダの復帰後初優勝は本当に感動的だった

マックス・フェルスタッペン決勝: 2位, グリッド: 2番手

もちろん、表彰台獲得という結果でシーズンを締め括れくれて嬉しいよ。それに、手強いフェラーリの二人を抑えてドライバーズランキングで3位を獲得できたのも良かった。

ヤス・マリーナでの今日のルイス(ハミルトン)とメルセデスは速過ぎた。僕らとしては、チームとして最適な戦略を練って素晴らしいピット作業をこなし、クルマも本当に良い調子だったから、ここで2位が獲得できたのは良い結果だと思ってる。ペースは良かったし、全体的にライバルよりもかなり速かったからホント良い気分さ。

今シーズンのハイライトはオーストリアGPだね。V6ハイブリッドエンジン時代のホンダの復帰後初優勝は本当に感動的だったし、チームにとっては母国グランプリで、僕にとってはオランダから来た多くのファンの前で優勝することができたんだから。本当に最高の気分だった。

今年は良いシーズンだったと思う。チームは決して歩みを止めなかったし、ホンダも大きく改善してくれたから、僕らはタッグを組んだ1年目から本当に満足できる結果を残すことができた。来年はチームとして更に成長して、タイトル争いをしたいと思ってる。

ライバルとのギャップを埋めるためには全力で努力を続ける必要があるけど、過去数戦を紐解けば明らかなように、僕らは有望なステップを踏んでいる。今日は素晴らしいシーズンの締め括りになったし、2020年にもっと競争力をつけるために、これからは来年の事に頭を切り替えてまた頑張っていきたい。


2019年のF1第21戦アブダビGPでは、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが通算50回目のポール・トゥ・ウインを達成。2位マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)に対して17秒という途方も無い差を付けて表彰台の頂点に立った。

F1アブダビGP特集

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