ホンダF1、最終戦で最前列「決勝に向けて期待が持てる」と田辺TD / F1アブダビGP《予選》
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F1第21戦アブダビGP公式予選に挑んだホンダエンジン勢は、マックス・フェルスタッペンが3番手タイムを記録。2番手バルテリ・ボッタスがエンジン交換ペナルティを受けるため、フェルスタッペンは繰り上がりのフロントロウとなり、ポールポジションのルイス・ハミルトンと並んで、今季最後のレースを最前列からスタートする。
同じレッドブル・レーシングのアレックス・アルボンは、チームメイトから0.543秒遅れの6番手と、跳ね馬の2台に先行を許すポジションに甘んじたが、決勝では5番グリッドへと繰り上がる。
Pos | Driver | Q1 | Q2 | Q3 |
---|---|---|---|---|
3 | フェルスタッペン | 1:36.390 | 1:36.275 | 1:35.139 |
6 | アルボン | 1:36.102 | 1:36.718 | 1:35.682 |
12 | ガスリー | 1:37.198 | 1:37.089 | |
14 | クビアト | 1:37.683 | 1:37.141 |
コンストラクター5位を狙うトロロッソ勢は、ライバルであるルノーに一歩出遅れ、Q3進出ならずQ2ノックアウトを喫した。Q3を巡る争いは熾烈を極め、脱落組の11番手から14番手にはレーシングポイントとトロロッソが入れ違いに並び、僅か1000分の86秒の間に4台がひしめいた。
予選を振り返ったホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターは「決勝に向けて期待が持てるグリッドが得られた」と述べ、シーズンを好結果で締め括るべく最善を尽くすと誓った。
ホンダ:F1アブダビGP予選を終えて
田辺 豊治ホンダF1現場責任者
今日の予選では、フェルスタッペン選手が力強い走りを見せ、3番手タイムを記録しました。他車のグリッドペナルティーにより、明日はフロントローからのスタートとなります。アルボン選手も確実に6番手タイムを記録して5番グリッドを確保し、我々にとっては明日のレースに向けて期待が持てる予選結果になりました。
Red Bull Toro Rosso Hondaについては、2台ともにQ3進出を逃しましたが、11番、13番グリッドと、スタートタイヤを選択できるポジションで、レース戦略を立てる上ではアドバンテージがある位置からのスタートになります。
明日は今シーズン最後のレースになります。悔いを残さないよう、ベストなパフォーマンスを発揮し、良い結果とともにシーズンを締めくくれられればと思っています。
2019年F1第21戦アブダビグランプリ決勝レースは、12月1日(日)の日本時間22時10分から行われ、1周5554mのヤス・マリーナ・サーキットを55周する事で勝敗を決する。