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アブダビGP金曜フリー走行を6番手で締め括ったレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、パワーが制限された使い古したエンジンで走っていた事を明らかにした。フェルスタッペンは、明日以降はエンジンの載せ替えが行われるためラップタイムは改善すると主張する。
FP1では3番手タイムをマークするも、FP2では6番手と失速したフェルスタッペン。セットアップの変更によって好みのマシンでなくなった事が原因だという。同じルノーエンジンを使用するトロ・ロッソにまたもPU交換ペナルティーが科される事もあって、レッドブル勢にも同様の状況が懸念される。フェルスタッペンは今年幾度となくエンジントラブルに見舞われており、リタイヤの数はマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソに匹敵する。
新しいエンジンがあれば好結果が期待できる
マックス・フェルスタッペンFP1: 3位, FP2: 6位
コンディションに適したものを見極めるために、今日はいくつか違う事を試してたんだ。フリー走行1回目はかなり満足だったけど、2回目はあんまりだったな。何を変えたかは分かってるけど、結果的に僕好みの車じゃなくなっちゃったから、明日に向けて修正しないとね。このサーキットは連続コーナーが多いから、これにちゃんと対応できる車をきっちり仕上げておく必要があるんだ。セットアップを改善しなきゃならないけど、さほど大きなギャップがあるわけじゃないから、その点はポジティブだね。サーキットの路面はかなり滑りやすかったよ。ラインを外れたり縁石に乗ったり砂が舞ってる部分を走ったりすると、簡単にグリップが無くなっちゃうから、今日も何台かがミスってる場面があったね。
今日僕らが使ってたのは古いエンジンだからフルパワーは出せなかったんだ。明日交換するから、そしたら出力は良くなるはずだよ。新しいエンジンを使いセットアップを変更すれば、満足のいくポジションを得られる自信はあるよ。シーズンを通してそうだったように、倒すべき相手がメルセデスってのは今も変わらない。出来る限り近付けるようにやってみるよ。
2017年最終戦F1アブダビGP三回目のフリー走行は日本時間11月25日(土)19時から、公式予選は同日22時からヤス・マリーナ・サーキットで行われる。ウルトラソフトとスーパーソフトのタイム差は約0.8秒/周となっており、予選ではウルトラソフトタイヤが主流となる見込み。