角田裕毅、ガスリー凌駕の好ペース…ただし別セットアップ「あとは肝心な時に力を発揮するだけ」目標は予選Q3
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アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は12月10日(金)に行われたF1第22戦アブダビGP初日プラクティスを7番手で締め括った。
ルーキーとして臨む最後の週末の初日。角田裕毅は両セッションでチームメイトのピエール・ガスリーを上回る速さを見せつけた。
角田裕毅は日中に行われたFP1で1分25秒378の5番手タイムを刻んでガスリーに0.444秒差をつけると、日没を迎えて路面温度が低下したFP2では1分24秒532の7番手をマーク。再びチームメイトに0.408秒差をつけた。
印象的なパフォーマンスだが、チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズによると、チームは2台でセットアップを分けていたため単純比較はできない。
「2回のセッションを通して2台で別の方向性のセットアップを試したんだ」とエドルズ。
「今日はロングランペースの方をより重視したため、ショートランでの競争力という意味では通常の金曜日ほどではなかったが、データ分析を経て適切にセットアップをまとめる事ができれば、明日に向けて改善できると思う」
あとは肝心な時に力を発揮するだけ
角田裕毅
FP2: 7位, FP1: 5位
昨年の若手ドライバー・テストで既にこのコースを経験済みですので、当然、週末へのアプローチという点で役に立ちました。ですが、今シーズンは必ずしもそうとは言えない状況がありました。
改修された新しいレイアウトは本当に楽しいです。まだ幾つか取り組むべき課題がありますが、それでもここまでのペースはかなり良いと思います。2台で多くのデータを得て良いポジションにつける事ができましたので、明日に向けて改善を続けていきたいと思います。
目標は予選で再びQ3に進出する事です。ここでの僕らはかなり力強いように思いますしレースペースも良いので、あとは肝心な時に力を発揮するだけです。
初日をトップで締め括ったのはルイス・ハミルトン(メルセデス)。2番手エステバン・オコン(アルピーヌ)を0.343秒差で退けた。3番手にはメルセデス最後のレースを迎えるバルテリ・ボッタスが続く結果となった。
F1アブダビグランプリ3回目のフリー走行は日本時間12月11日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってヤス・マリーナ・サーキットで開催される。