アルファタウリ・ホンダ、”果敢”なセットアップ変更で有望なパフォーマンス / F1-70周年記念GP《初日》2020
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アルファタウリ・ホンダは8月7日(金)に行われた2020 F1第5戦 70周年記念GP初日2回目のプラクティスでダニール・クビアトが12番手、ピエール・ガスリーが13番手につけ、まずまずの結果で初日を締め括った。
初日を振り返ったチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは「クルマの性能を最大限に引き出すための新しいアイデアを持ち込んだ」と述べ、通常の金曜日には試せないような”果敢”なセットアップ変更によってFP1で有望な結果が得られたため、FP2ではそれを更に推し進めたと説明した。
今週末の話題の1つは、先週末よりも1段階柔らかいレンジのC2~C4コンパウンドだ。エドルズは「C4はかなりアグレッシブ」だとしながらも、ショートランでのC3とC4のラップタイムに大きな差はないとして、予選Q2に進出した暁には、C3タイヤ(ミディアム)でQ2突破を試みると仄めかした。
アルファタウリ・ホンダ:70周年記念GP初日
ピエール・ガスリーFP2: 13位, FP1: 11位
今日は先週末ほどマシンの感触が良くなかったから、FP1とFP2を使って様々な事をテストした。マシンを改善させるために幾つかのセットアップを試してみたけど、まだこれといってベストなものは見つけられていない。先週末は最初の段階から好調だったから、それを再現するためにも今夜はあらゆるデータを見直してみるつもりだ。
ライバルとのギャップは本当に僅差だ。予選Q3に進むチャンスを掴むためには、明日に向けてもう少しパフォーマンスを引き出す必要がある。
ダニール・クビアトFP2: 12位, FP1: 9位
今日はしっかりと走り込めたらから生産的だったし、堅実な一日になったと思う。C4コンパウンドに関しては、特に大きなサプライズはなかった。引き続きタイヤの分析を進めて、理解を深めていきたい。予選と決勝レースで最善の状態に持ち込むためにも、今夜もいつもの様にデータ分析に取り組むつもりだ。
初日をトップで締め括ったのは前戦ウィナーのルイス・ハミルトン(メルセデス)。2番手につけた僚友バルテリ・ボッタスをコンマ1秒差で退けた。3番手にはコンマ8秒遅れでダニエル・リカルド(ルノー)が続く結果となった。
F1-70周年記念グランプリ3回目のフリー走行は日本時間8月8日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってシルバーストン・サーキットで開催される。