残6戦…最下位アルファタウリ、角田裕毅が考える大量得点のチャンスがあるサーキット

腕を組みメディアの質問に耳を傾ける角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)、2023年10月5日(木) F1カタールGP(ロサイル・インターナショナル・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

スクーデリア・アルファタウリは今週末のカタールGPを含めたシーズン残り6戦の時点でコンストラクターズ選手権最下位に沈んでいる。ただし9位アルファロメオとは5点差、8位ハースとは7点差と、十分に挽回可能な状況だ。

また、アルファタウリAT04はシンガポールGP以降に投入されたアップグレードにより着実に競争力を上げている。実際、シンガポールではリアム・ローソンが、そして翌戦の鈴鹿では角田裕毅が立て続けにQ3進出を果たした。

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セバスチャン・ベッテル主導の「ミツバチ縁石」脇を駆け抜けるアルファタウリの角田裕毅、2023年9月23日F1日本GP

直近のライバルたちはシーズン終盤に向けてペースを改善しているアルファタウリを脅威とみなしているが、角田裕毅もまた、改良の成果を肌で感じ取っている。

ロサイル・インターナショナル・サーキットでの週末に先立ち角田裕毅は「クルマは良い感じだと思います。確実に一歩前進する事ができました。ここ数戦は常に、ポイント圏内付近で戦えていますし良い状態にあると思います」と語った。

「低速でも高速でも良いパフォーマンスを発揮できているように思いますし、残りのシーズンを楽しみにしています」

アルファロメオとの5点というポイント差は7位入賞あるいは、8-9位フィニッシュで一発逆転が可能な差だ。これを挽回できるチャンスがあるサーキットは何処なのだろうか?

「そうですね…ストレートが少なくてコーナーが多いサーキットでしょうか。高速コーナーは悪くないと思いますが、まだドラッグが多いため、ストレートライン速度にはあまり自信がありません」と角田裕毅は語る。

「少なくともコーナリングに関してはかなりのパフォーマンスを発揮できると思うので、ストレートが少なくコーナーが多いサーキットだと思います」

ちなみにシーズンの残りのグランプリが開催される6つのサーキットのコースレイアウトは以下だ。ストレートが少なく、空気抵抗の影響を受けにくく、コーナー、特に高速コーナーが多いコースはどれだろうか。

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F1カタールGPの舞台、ロサイル・インターナショナル・サーキットのコースレイアウト図

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F1アメリカGPの舞台、サーキット・オブ・ジ・アメリカズのコースレイアウト図

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エルマノス・ロドリゲス・サーキットのコースレイアウト図、2019年F1メキシコGP版

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F1サンパウロGP(旧ブラジルGP)の舞台、インテルラゴス・サーキットのコースレイアウト図

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ラスベガス市街地コース(F1ラスベガスGP)のコースレイアウト図

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ヤス・マリーナ・サーキットのコースレイアウト図(F1アブダビGP)

F1カタールGP特集

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