2021年 FIA世界耐久選手権(WEC)暫定カレンダー、富士は第5戦として9月26日開催
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第88回ル・マン24時間レースのハイパーポールを終えて、フランス現地9月18日(金)に2021年シーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)暫定カレンダーが発表された。シーズン9の舞台は全6戦。新たにイタリア・モンツァ・サーキットが加わった。
暫定カレンダーには、伝統のル・マン24時間レースを含む北米、ヨーロッパ、アジア、中東を舞台とする6レースが掲載されており、馴染み深いセブリング、スパ、富士、バーレーンに加えて、イタリアが誇る”スピードの殿堂”、モンツァ・サーキットでのレースが7月18日に予定される。
ル・マン・ハイパーカー(LMH)規定導入初年度のWECは、セブリングでの3月のテスト及び開幕戦に始まり、スパ、ル・マン、モンツァでの欧州戦を経て9月26日に富士スピードウェイへと至り、11月20日のバーレーンでフィナーレを迎える。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの動向並びに、他のFIA世界選手権カレンダーとの兼ね合いで変更される可能性も少なくない。暫定カレンダーはFIA耐久委員会への提出を経て、2020年12月に行われるFIA世界モータースポーツ評議会にて承認される見通しとなっている。
6ラウンドへと縮小された暫定スケジュールについてFIA耐久委員会のリシャール・ミル会長は「現在の経済情勢を鑑みれば最適な解決策」と主張。更に「通常の8ラウンド・シーズンと比較してチームにとってより費用対効果が高い」と説明した。
また、WECのジェラール・ヌヴー最高経営責任者(CEO)は「現在の経済危機に対処する時間を確保するために、メーカー、チーム、パートナーの声に耳を傾け、過去よりも少ないイベント数でカレンダーを作成した。チームに対して可能な限り費用対効果の高いパッケージを提供するためのロジスティック・ロードマップも考慮に入れている」と補足した。
ラウンド | 日時 | イベント | 会場 | 国 |
– | 3月13日~14日 | プレシーズンテスト | セブリング | 米国 |
1 | 3月19日 | セブリング1000マイル | セブリング | 米国 |
2 | 5月1日 | スパ6時間 | スパ・フランコルシャン | ベルギー |
3 | 6月12日~13日 | ル・マン24時間レース | サルト・サーキット | フランス |
4 | 7月18日 | モンツァ6時間 | モンツァ・サーキット | イタリア |
5 | 9月26日 | 富士6時間 | 富士スピードウェイ | 日本 |
6 | 11月20日 | バーレーン6時間 | バーレーン国際サーキット | バーレーン |