2021年FIA各賞:ハミルトン、アロンソ、ピアストリが受賞…角田裕毅は2年連続の新人賞獲得ならず
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2021年シーズンの各チャンピオンを称える国際自動車連盟(FIA)の表彰式が12月16日夜にフランス・パリのルーブル美術館で行われ、各チャンピオンへの表彰と合わせてパーソナリティ・オブ・ザ・イヤー、アクション・オブ・ザ・イヤー、ルーキー・オブ・ザ・イヤーの3賞が発表された。
Personality of the Year:ルイス・ハミルトン
FIAパーソナリティ・オブ・ザ・イヤーにはルイス・ハミルトン(メルセデス)が選出された。ノミネートされた以下の9名を抑えて2年連続4回目の受賞を果たした。
- フェルナンド・アロンソ(F1/アルピーヌ)
- ランド・ノリス(F1/マクラーレン)
- セバスチャン・オジェ(WRC/トヨタ)
- キミ・ライコネン(F1/アルファロメオ)
- カッレ・ロバンペラ(WRC/トヨタ)
- アドレアス・ザイドル(F1/マクラーレン代表)
- ジャン・トッド(FIA会長)
- マックス・フェルスタッペン(F1/レッドブル・ホンダ)
- セバスチャン・ベッテル(F1/アストンマーチン)
本来であれば今季ドライバーズ選手権準優勝者として会場入りするはずであったが、アブダビGPでの一件に関する控訴撤回を経て、チーム代表のトト・ウォルフ共々欠席したため、トロフィーの授与は行われなかった。
同賞はFIA管轄の選手権に参加したドライバー、チームマネージャー、オフィシャル、ボランティアなどを対象したもので、FIA認定メディアによる投票を経て選出される。
Action of the Year:フェルナンド・アロンソ
世界中のモータースポーツファンによる投票によって選出されるFIAアクション・オブ・ザ・イヤーにはアロンソが輝いた。ハンガリーGPでのハミルトンに対する見事なドライビングが評価された。
アロンソはビデオメッセージを通して「そこに行けなくて申し訳ない。本当にありがとう! あれは本当に激しいバトルだった。ファンに気に入って貰えて嬉しい。セレモニーを楽しんで!」と語った。
https://www.youtube.com/watch?v=m9VhpAa9r5E
Rookie of the Year:オスカー・ピアストリ
FIAルーキー・オブ・ザ・イヤーにはオスカー・ピアストリ(プレマ・レーシング)が選ばれた。2019年のフォーミュラ・ルノー、2020年のFIA-F3選手権での戴冠に続き、ピアストリは今年、FIA-F2選手権チャンピオンに輝き、3年連続で異なるジュニアシリーズを制するという偉業をやってのけた。
同賞はFIA管轄の各チャンピオンシップにおいてルーキーとして今季を戦い抜いた全ドライバーを対象とするもので、FIAコミッションの投票によって1名が選出される。
角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)はF2での昨年シーズンに続く2年連続での受賞に期待が寄せられたが、残念ながら2016-17年に連続受賞(F2及びF1)を果たしたシャルル・ルクレールに並ぶ事は出来なかった。