F1バーレーンテスト情報:3日間の担当ドライバーとタイムテーブル及び視聴方法、天候やプレカン出席者も

バーレーン・インターナショナル・サーキットのパドックCourtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

遂に2021年シーズンのF1世界選手権が本格始動する。F1は本日3月12日(金)から14日(日)の3日間に渡って、開幕戦前唯一の公式テストセッション、バーレーンテストを開催する。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、今季型マシンの大部分は昨季型の継続となる。ただしダウンフォースに大きな影響を与える規約変更が行われ、またパワーユニットもアップグレードされた事から、チームとしては3月28日の開幕戦までにマシンへの理解を深め、最大限のパフォーマンスを引き出す術を学ぶ必要がある。

いつ行われるのか、タイムテーブルは、プレスカンファレンスの出席者は、天候は、誰がドライブするのか、日本で視聴するにはどうすれば良いのか等、テストに際しての基本情報をまとめる。

開催日程

Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

バーレーンGPの舞台、バーレーン・インターナショナル・サーキットの空撮映像(昼間)

テストは各日共に、現地午前10時(日本時間16時)から19時(同25時)にかけて開催される。間には1時間のランチブレイクを挟むため、セッションは午前と午後の4時間に分けて行われる。

開始前と後にはメルセデス及びアストンマーチン製のセーフティーカーによるコース確認が行われ、1日の終りにはメディアインタビューやエンジニアリング・デブリーフィングが開催される。

なお初日には2021年シーズンを戦う全ドライバーがグリッドに集結。写真撮影が行われるほか、ハースが現地8時30分にピットレーンでロシアンカラーの新車「VF-21」をお披露目する。

テスト初日総合結果

テスト2日目総合結果

テスト3日目総合結果

タイムテーブル

日時は全て現地時間。

日付 時間 内容
3月12日(金) 8:00 セーフティーカー・テスト
8:45 ドライバー写真撮影(グリッド上)
10:00 テスト
14:00 コース閉鎖
15:00 テスト
17:45 日の入り
19:00 セーフティーカー・テスト
3月13日(土) 9:00 セーフティーカー・テスト
10:00 テスト
14:00 コース閉鎖
15:00 テスト
17:45 日の入り
19:00 セーフティーカー・テスト
3月14日(日) 9:00 セーフティーカー・テスト
10:00 テスト
14:00 コース閉鎖
15:00 テスト
17:46 日の入り
19:00 セーフティーカー・テスト

テレビ視聴方法

バーレーンテストが視聴できるのは英国・ドイツ・イタリアのSky F1視聴者、公式ビデオプラットフォームの「F1 TV PRO」契約者、そしてスペインと日本のDAZN契約者のみとなる。地上波やBS、フジテレビNEXTでの生放送の予定はない。なおDAZNはバーレーンテスト配信と合わせて、2ヶ月無料キャンペーンを実施している。

日時は全て日本時間。

日時 セッション1配信 セッション2配信
3月12日(金) 16:00~
解説:小倉茂徳、田中健一
21:00~
解説:小倉茂徳
実況:笹川裕昭
3月13日(土) 16:00~
解説:小倉茂徳
実況:笹川裕昭
21:00~
解説:中野信治
実況:サッシャ
3月14日(日) 16:00~
解説:熱田護、田中健一
実況:笹川裕昭
21:00~
解説:小倉茂徳
実況:サッシャ

会場:バーレーン

会場となるのはヘルマン・ティルケ設計のバーレーン・インターナショナル・サーキットだ。1周5,412m、全15コーナーを持つ。ストレートが4本あるレイアウトでストップ・アンド・ゴー型と言える。エンジンやブレーキへの負荷は大きい。

F1は過去6年に渡ってスペインのカタロニア・サーキットでテストを行ってきたが、開幕オーストラリアGPの延期に伴いバーレーンGPが開幕を務める事となったため、物流的観点からバーレーンへとテスト開催地が変更された。

初日と2日目は雲が広がる可能性もあるが降水確率は0%と、週末の天候は安定している。砂嵐を除けば理想的なコースコンディションが得られるため、チームはマシンやタイヤのパフォーマンスをより正確に分析する事が可能となる。

初日は暑く最高気温は30℃を超える予報が出ているが、土曜と日曜は25℃程度と、過ごしやすい気候が予想されている。

チーム別担当ドライバー

Courtesy Of Red Bull Content Pool

角田裕毅とピエール・ガスリー、イモラ・サーキットでのアルファタウリ・ホンダ2021年型F1マシン「AT02」のシェイクダウンにて、2021年2月25日

参加するのは全10チーム、総勢21名のドライバーだ。持ち込まれるのは装い新たにしたニューマシン。ルーキーはアルファタウリ・ホンダの角田裕毅と、ハースのミック・シューマッハ、ニキータ・マゼピンの計3名だ。

3日間という前例のない短期間でのテストという事で、レギュラー以外のドライバーを走らせるのはウィリアムズのみ。開発担当のロイ・ニッサニーが初日に「FW43B」のステアリングを握る。

なお各チームがコースに送り出せるのはマシン1台に限られている。ドライバーの立場に立てば開幕戦までに走行できるのは僅か1.5日という事になる。先述のルーキーと、移籍組のセバスチャン・ベッテル、カルロス・サインツ、ダニエル・リカルド、セルジオ・ペレス、そして2年ぶりのF1復帰となるフェルナンド・アロンソらとっては大きな課題と言えよう。

チーム 12日(金) 13日(土) 14日(日)
メルセデス 午前:ボッタス
午後:ハミルトン
午前:ハミルトン
午後:ボッタス
午前:ボッタス
午後:ハミルトン
レッドブル フェルスタッペン ペレス 午前:ペレス
午後:フェルスタッペン
フェラーリ 午前:ルクレール
午後:サインツ
午前:サインツ
午後:ルクレール
午前:ルクレール
午後:サインツ
マクラーレン 午前:リカルド
午後:ノリス
午前:リカルド
午後:ノリス
午前:ノリス
午後:リカルド
アストンマーチン 午前:ベッテル
午後:ストロール
午前:ベッテル
午後:ストロール
午前:ストロール
午後:ベッテル
アルピーヌ オコン アロンソ 午前:オコン
午後:アロンソ
アルファタウリ 午前:ガスリー
午後:角田裕毅
午前:角田裕毅
午後:ガスリー
午前:ガスリー
午後:角田裕毅
アルファロメオ 午前:ライコネン
午後:ジョビナッツィ
ジョビナッツィ ライコネン
ウィリアムズ ニッサニー ラティフィ ラッセル
ハース 午前:シューマッハ
午後:マゼピン
午前:マゼピン
午後:シューマッハ
午前:シューマッハ
午後:マゼピン

公式プレスカンファレンス出席者

毎日、ランチブレイクを使って公式記者会見が行われる。参加するのはドライバーとチーム首脳陣。角田裕毅は最終3日目に登場する。時間は全て現地時間。

12日(金)

時間 参加者名
14:05 カルロス・サインツ(Ferrari)
ランド・ノリス(McLaren)
セルジオ・ペレス(Red Bull)
14:25 ピエール・ガスリー(AlphaTauri)
フェルナンド・アロンソ(Alpine)
ダニエル・リカルド(McLaren)
14:45 アンドレアス・ザイドル(McLaren)
トト・ウォルフ(Mercedes)
クリスチャン・ホーナー(Red Bull)

13日(土)

時間 参加者名
14:05 ランス・ストロール(Aston Martin)
シャルル・ルクレール(Ferrari)
ジョージ・ラッセル(Williams)
14:25 キミ・ライコネン(Alfa Romeo)
エステバン・オコン(Alpine)
セバスチャン・ベッテル(Aston Martin)
14:45 フランツ・トスト(AlphaTauri)
マルチン・ブコウスキー(Alpine)
サイモン・ロバーツ(Williams)

14日(日)

時間 参加者名
14:05 バルテリ・ボッタス(Mercedes)
ルイス・ハミルトン(Mercedes)
マックス・フェルスタッペン(Red Bull)
14:25 角田裕毅(AlphaTauri)
ミック・シューマッハ(Haas)
ニキータ・マゼピン(Haas)
14:45 フレデリック・バスール(Alfa Romeo)
マッティア・ビノット(Ferrari)
ギュンター・シュタイナー(Haas)

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