ヘッドレストcopyright F1

ヘッドレスト

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ヘッドレストとは、ドライバーのヘルメットを囲む取り外し可能なU字型のマシンパーツのこと。ヘッドレストを取り外さないとドライバーはコックピットから出られない。衝突時にドライバーの頭部が大きく揺すられて起こる脳の障害や、むち打ち症などを軽減するために装着する。

上部面は柔らかいポリカーボネートで覆われ、カーボンファイバーで作られた枠組みに発泡素材が組み合わされている。この発泡素材は押すと凹むほどに柔らかいのだが、激しい衝撃が加わると硬化して負荷を吸収する。

実は3種類あるヘッドレスト

ヘッドレストに使われている発泡素材は温度に敏感であるため、外気温によって素材を使い分ける必要がある。そのため、チームは予め3種類のヘッドレストを準備しておくことがFIAの技術規約によって義務付けられている。

“色”で見分ける3種類のヘッドレスト

  • 気温30℃以上 ブルー
  • 気温30℃以下 ピンク
  • 気温15℃以下 ホワイト

ヘッドレストの取り外し方

レギュレーションには着脱の方法についても詳しく定められている。ヘッドレスト車体後部側の取付には、水平に飛び出た2つの”ペグ”(杭のようなもの)で、前方は即時外せるタイプの2つの固定具で取り付ける事、とされており、いずれの箇所も工具を使わずに簡単に着脱できなければならない。コックピットの内側からペグを引っ張ると取り外せる。

ヘッドレストは、ドライバーの頭を守っているだけではなく、コックピットを多く塞ぐことで空気抵抗を減らす効果もある。