角田裕毅「悪くないと思う」オーストラリアでのRBの立ち位置を予想…期待を語る
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2024年FIA-F1世界選手権第3戦オーストラリアGPに向けて角田裕毅(RBフォーミュラ1)は、バーレーンとサウジアラビアでの直近2戦と同じような争いになるだろうとして、レースを完璧にまとめ上げる事ができれば入賞の可能性はあるとの考えを示した。
中東での開幕2戦では予選こそ11番手、9番手と速さを見せるも、レースでは戦略的失態やタイヤ交換作業の遅れ、レースペース不足が重なり無得点に終わった事で、RBはコンストラクター選手権9位に転落した。
カレンダーで3番目に高いエンジン全開率、普段は使われていない路面、ブレーキング時のスタビリティーと低速域からの加速性能が求められるストップ・アンド・ゴー型レイアウトと、アルバート・パーク・サーキットはバーレーンとサウジアラビアを足して割ったような、いずれとも異なる特性を持つ。
オーストラリアGPの開幕を翌日に控えた21日(木)、アルバート・パークとVCARB 01の相性、レースに向けての期待を問われた角田裕毅は、「まだシーズンの序盤なので予測するのは難しいですが、直近の2レースとかなり似た展開になるのではと予想しています」と語った。
「過去2戦は決して悪くはなかったと思います。10位あたりを懸けて争えると思います」
「レースを上手くやれていれば、直近の2レースでポイントを獲れていた可能性は高いと思いますので、僕らとしては兎に角、レースで全てをまとめ上げて結果を最大化しなければなりません」
「今のところ、予選に関しては一貫して力強いパフォーマンスを発揮できているので、これを維持するか、さらに良くすることが僕らの目標です」
ヨーロッパ時間で生活するF1パドックの人間にとって、メルボルンはカレンダーの中で最も時差ボケが厳しい週末の一つとなるが、角田裕毅の体調に問題はないようだ。
「昨日まで少し時差ボケがあって、特に午後はちょっと辛かったのですが、少なくとも2日連続でよく眠れていますし、準備は整っていると思います」と角田裕毅は語る。
「街もコースも大好きなので、本当に楽しみにしています。ここには2日前に着いたのですが、朝食とかコーヒーとか、特に食べ物については満喫しています。一般的に言って、ここのクオリティは高いと思います」
メルボルンのパドックにはハースの小松礼雄代表と話をする角田裕毅の姿があった。何を話していたのだろうか。前戦サウジアラビアGPでRBは、ケビン・マグヌッセンを盾としてニコ・ヒュルケンベルグの入賞を援護するハースの戦略にしてやられた。
F1オーストラリアGPは日本時間3月22日(金)10時30分からのフリー走行1で幕を開ける。予選と決勝を含めた全セッションはDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。