メルセデス、遂に原因突き止める…ハミルトンがリアウイング規定違反で予選失格になった訳
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F1サンパウロGPの週末に国際自動車連盟(FIA)に押収されていたリアウイングが返却された事で、メルセデスはようやくルイス・ハミルトンが予選失格へと至った原因を自分達の手で究明したようだ。
それはインテルラゴスでメルセデス自身が予想していた答えと一致していた。曰く、ネジが2本外れていたと言う。
トト・ウォルフ代表はF1カタールGPの金曜会見の中で、FIAからリアウイングが返却された事を明かした上で、DRSのアッパーフラップとメインプレーンとの隙間が規定違反となった理由について「やはり壊れていた」と説明した。
「予選中に壊れてしまった。85mmのスロットギャップ検査では右端部分が不合格になってしまった。左側と中央部分に関しては合格だったが、右側はほんの僅かな差でクリアできなかった。まぁそれはそれでいいのだが」
「我々は自分達の手で検査する事を許されず、更にはパーツが壊れていると主張する事も許されなかったが、結果的に予選中に2本のネジが外れてしまい、そのせいで右側部分がおかしくなってしまっていた事が分かった」
「おそらくラップタイムにも悪影響を及ぼしたと思われるが、それは仕方がない」
ウォルフはウイングの修理が認められなかったとして改めて不満を訴えたが、自身が例に挙げていたレッドブル勢のウイング修復は予選後ではなく予選中にチーム側が自発的に申告したもので、かつ修復対象が今回とは異なり合法と認められた点に違いがある。
「この件はスチュワードに報告されたが、パルクフェルメ中に破損箇所の修復が許可されていたこれまでとは大きく異なり、我々は修理を許されなかった」とウォルフは続けた。
「だが我々は気持ちを切り替え前に進んだ。もう終わった事だ」