F1アメリカGP舞台裏動画:「リザーブにはなるな」と”自虐”助言するアルボン、新型NSXをせがむペレス…笑いと興奮の23分
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56周に渡ってトップ2チームによる世界選手権王者を懸けての熾烈な戦いが繰り広げられたF1アメリカGP。そんな舞台裏を収めたレッドブル・ホンダによる23分17秒の動画「Behind The Charge | Max Verstappen and Checo’s Awesome Austin」が公開された。
これは週末全体のバックステージを追ったもので、新型NSX Type-Sをせがむセルジオ・ペレスに対して高額を理由に逃げるホンダF1の山本雅史マネージング・ディレクターや、SUVの荷台に”収納”される角田裕毅、「リザーブドライバーにはなるなよ」と”自虐”助言するアレックス・アルボン等、テレビでは放送されないトラック外でのアレコレを楽しむ事ができる。
ホンダ製F1パワーユニット「RA621H」を搭載するレッドブル及びスクーデリア・アルファタウリの2チームにロゴが掲載されるなど、1戦限りで「アキュラ(Acura)」が復活した事に伴い、週末に先立ってホンダはサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)に新旧NSXや新型TLX Type Sなどを持ち込んだ。
持ち込まれた新型NSXは現行最終モデルの「Type S」。開幕前日の木曜、カーボン・マットグレー・メタリックとクルバ・レッドの2色のスーパーカーを前にマックス・フェルスタッペンが「リアが格好いいよね」「これ、みんなにくれるんだよね?」とおねだりすると、山本MDは「いやいや、これ凄い高いんだよ」と両手で制した。
するとペレスが「チャンピオンシップに勝ったら一人に一台くれる?」と提案。山本MDは「1台ずつ? 1台をシェアするなら!」と笑いを誘った。
ミドルサイズSUVのリッジラインを前にするとドライバー達の悪ふざけが始まった。従順にも角田裕毅はペレスの求めに応じ、人が入るに適さない収納トランクに自らを格納。そんなチームメイトに向かってガスリーは寝床にピッタリと言わんばかりに「キャンピングカーみたいじゃん」とからかった。
続いては、ターン1に立つフェルスタッペンとペレスの元に開発兼リザーブドライバーを務めるアレックス・アルボンがNSXで登場した。
”立場的”に、助手席に乗ってレギュラードライバー2人の走行に付き合わなければならない企画を前にアルボンはペレスとフェルスタッペンに「いいか、これは教訓だ。リザーブドライバーにはなるなよ」と自虐的アドバイスを送った。
昨年末を以てシートを奪われ今年、控えベンチ入りしたアルボンはその後、フェルスタッペンとペレスがドライブするType-Sの助手席に乗り、絶叫しながら恐怖の2ラップを耐え忍んだ。
とは言え、走行前はノリノリだった。「ダニエルより似合ってるでしょ」「間抜けな感じがするけど」とカーボーイスタイルのファッションを披露。髭や帽子、更には南部訛りまで真似てファンを沸かせていたダニエル・リカルド(マクラーレン)への対抗心を見せた。
When in Austin, TX. 🤠🇺🇸@danielricciardo #USGP
pic.twitter.com/7qNLQfhSlY— McLaren (@McLarenF1) October 21, 2021