セバスチャン・ベッテル、MGU-Kの故障でリタイヤ「V12エンジンを復活させてくれ!」

ガレージ内でエンジニアと話をするスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルcopyright Ferrari S.p.A.

MGU-KのトラブルによってロシアGPでのリタイヤを余儀なくされたスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、苛立つ気持ちを抑えられずに「V12エンジンを復活させてくれ!」と吐き捨てた。

29日行われたF1第16戦ロシアGP。抜群のスタートを切り、ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールを交わしたベッテルは、オープニングラップを終えてラップリーダーに浮上。その後、1-2フィニッシュに向けて順調に走行を続けていた。

ところが、ピットストップ作業を終えた直後の28周目。ミディアムタイヤに履き替えてピットアウトしたベッテルは、エンジントラブルを訴えてコース脇にマシンを停めた。現時点では詳細不明ながらも、ベッテルはMGU-Kの故障を訴えていた。

ステアリングを外しコックピットから出ようとしたベッテルは「V12エンジンを復活させてくれ!」と、思わず愚痴をこぼした。F1では2014年以降、2つのハイブリッドシステムを持つ1.6リッターV6ハイブリッド・ターボエンジンを採用しており、MGU-Kは制動時のエネルギー回生を担当している。

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