フェルスタッペン、Sky Sports系列取材拒否…偏向報道が原因か

Sky Sportsのインタビューに答えるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2021年10月21日F1アメリカGPCourtesy Of Red Bull Content Pool

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がF1メキシコGPの週末の間、Sky Sports系列からの取材を拒否していると報じられた。

理由は分かっていないが、フェルスタッペンの母国、オランダの複数のメディアは偏向報道の可能性を指摘している。

前戦アメリカGPの最終盤、フェルスタッペンは昨年のタイトル争いのライバル、ルイス・ハミルトン(メルセデス)を追い抜き優勝を飾った。

Sky Sportsのピットレーン・レポーターを務めるテッド・クラヴィッツはこの状況を受けて次のように語り、ブラッド・ピット主演のF1映画の脚本にどうかと提案した。

「7度のワールドチャンピオンは史上最高の高みへと駆け上がるべく、そしてチャンピオンを勝ち取るために最終戦に挑み、奪われ、カムバックするも翌年のクルマはゴミで、シーズンを通して勝てず、そして遂に今季初勝利の望みがあるコースへと舞い戻り、前年に彼が奪われたレースで勝利した男を相手に戦い、何とか彼の前でフィニッシュする」

「なんという脚本と物語になったことだろう。(略)でも今日の台本はそうではなかったよね?」

「奪って彼を倒した男が、現実には彼をオーバーテイクしたからだ。なぜなら彼のクルマの方が速かったからだ。エンジニアリングとF1とデザイン、そしてそこにいる(エイドリアン・ニューウェイ / レッドブルの最高技術責任者)のおかげだ」

続報:ボイコットの理由

また、訂正したもののハミルトンを「8度のF1ワールドチャンピオン」と呼び、更には今季のフェルスタッペンのタイトルが雨の日本GPで混乱の末に決まった事を経て「(フェルスタッペンは)普通のやり方でチャンピオンを勝ち取ることができるドライバーではないようだ」とも語った。

Sky Sportsはイギリスの「Sky」が運営するスポーツ専門チャンネルで、ドイツとイタリアに系列会社がある。

フェルスタッペンは29日(土)の予選でメルセデス勢に打ち勝ち、現地30日(日)のF1第20戦メキシコGPをポールポジションからスタートする。

F1メキシコGP特集

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