角田裕毅、最後尾から13戦ぶり入賞「久しぶりにトップ10に返り咲けて満足!」亡きマテシッツに敬意
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スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は10月23日(日)に行われたF1第19戦アメリカGP決勝で10位フィニッシュを果たし、第6戦スペインGP以来となる13戦ぶりの入賞を飾って久しぶりに笑顔を見せた。
全20名の中で今季初となるギアボックス交換降格ペナルティを受け、事実上の最後尾19番グリッドに着いた角田裕毅は、1周目に5ポジションアップの14番手に浮上。その後も幾度となくコース上でのオーバーテイクを披露した。
レース後にハースによるアルピーヌへの異議申し立てが認められ、7位フィニッシュのフェルナンド・アロンソが15位に降格となった事で、角田裕毅は9位に昇格した。
第1・2スティントのミディアムタイヤでのペースは印象的で、次々とライバルを交わしていったものの、最終スティントでハードを履くと失速。苦しむ場面もあった。
テクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンは「ユーキは19番グリッドながらも上手くドライブして集団に追いついたが、ハードタイヤに若干手こずり、前のマシンを追い抜くのに時間がかかりすぎた。その結果、マグヌッセンの背後についてプレッシャーをかけるだけの時間がなくなってしまった」と振り返った。
9位フィニッシュしたケビン・マグヌッセン(ハース)とのギャップは5.085秒だった。
久しぶりにトップ10に返り咲けて満足!
角田裕毅
決勝: 10位 / グリッド: 19番手
今日は本当に大変でしたが楽しいレースでした。久しぶりにトップ10に返り咲くことができて満足しています。ポイント獲得という形でマテシッツさんの思い出に敬意を示す事ができて嬉しいです。
あまり期待してはいなかったのですが、ミディアムタイヤでのペースは本当に良く、何度かオーバーテイクを決める事ができました。
残念ながらハードタイヤでのペースに関しては若干苦戦したので、調査をしてなぜ上手く機能しなかったのかについて理解していく必要があります。
ただ全体としてはこうして再びポイントを獲得できて満足していますし、この調子でシーズン閉幕まで頑張っていきたいと思います。
10月23日(日)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行われた2022年F1第19戦アメリカGPの決勝レースでは、2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンが今季13勝目を上げ、レッドブル・レーシングが9年ぶりのコンストラクターズ選手権制覇を成し遂げた。
エルマノス・ロドリゲス・サーキットを舞台とする次戦メキシコGPは10月28日のフリー走行1で幕を開ける。