フェルスタッペン、”驚き”の初USポールでメルセデスの支配体制に終止符「画期的な1日だ!」とレッドブル

ポールポジション獲得に湧くグランドスタンドのファンに手を振り応えるレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン、2021年10月23日F1アメリカGP予選にてCourtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは24日(日)のF1アメリカGP公式予選で最速ラップを刻み、2014年から始まったV6ハイブリッド時代におけるメルセデスのポール独占史に終止符を打った。

また、チームメイトのセルジオ・ペレスも3位と健闘し、レッドブル・ホンダは日曜の決勝レースに向け、ルイス・ハミルトン(メルセデス)包囲網を完成させた。

チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「2人が揃って最高のパフォーマンスを発揮した事で1番手と3番手を獲得した。明日のレースに向けて最高のスタートを切る事ができた」と予選を振り返った。

「ハイブリッド時代になって以降、ここでメルセデス以外のドライバーがポールを獲得したのは今回が初めてだ。それに2台で1台(のメルセデス)を相手するのも初めての事だし、我々にとって画期的な1日となった」

週末の出だしは決して褒められたものではなかった。フェルスタッペンはメルセデスに対して0.9秒もの遅れを取った。だがセッションを経る毎にクルマを仕上げていき、最終的には本人も驚く結果を手にした。

「今日の予選結果には驚いたよ。でもこうしてポールポジションを獲得できた事は、もちろん凄く嬉しい」とフェルスタッペン。

「今週末はこれまでのところ、僕にとっては決して簡単な週末じゃなかったんだ。マシンバランスの改善に懸命に取り組んできたから、Q3でラップをまとめ上げる事ができて本当に満足だ」

「チーム全体としてのパフォーマンスにも満足してる。最終ラップになってようやく全てをまとめる事ができて嬉しい。バランスが改善されて昨日よりもずっとマシンとの一体感が増しているように感じた」

「予選でこういうペースを発揮できた事は明日のレースに向けて明るい材料だけど、それでもやっぱり厳しい戦いになると十分に覚悟している」

「気温が高くタイヤに厳しいコンディションになるだろうから、レースはより面白くなるんじゃないかな」

「明日は自分たちの事だけに集中し、クリーンなスタートを切って、できる限りの速さを見せつけたい」

2021年 F1アメリカグランプリ決勝レースは、日本時間10月25日(月)4時にスタート。1周5516mのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)を56周する事でチャンピオンシップを争う。

F1アメリカGP特集

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了