ピエール・ガスリー、苦境覆してのミディアムQ3を高評価「喜んで良いんじゃないかな」
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アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは24日(日)のF1アメリカGP公式予選を9番手で終えた。最近の競争力を考えれば物足りないようにも思われるが、本人は「喜んで良いんじゃないかな」と評価した。
チームはサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)のコンディションにクルマを合わせ込めず厳しい初日を過ごした。ガスリーはその苦労を「シーズンの中で一番タフだった」と表現した。
だが、2日目に向けての夜通しの取り組みが功を奏し「クルマの挙動が格段に向上した(テクニカル・ディレクターを務めるジョディ・エギントン)」事でトップ10を争うパフォーマンスを取り戻した。
予選4番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)がエンジン交換ペナルティにより後退する事で、ガスリーはマクラーレン勢の背後、8番グリッドからレースに臨む。
トップ10組の大部分はミディアムを履くことになるが、6番グリッドのカルロス・サインツ(フェラーリ)はソフトを着用する。今週末はタイヤのデグラデーションが大きく、ミディアムを履くガスリーは最善の戦略を採る事ができる。
苦境脱しての予選9番手を高評価
ピエール・ガスリー予選: 9位, FP3: 8位
喜んで良いんじゃないかな。僕らより前にいるのはトップ4チームだけだし、明日は良い位置からスタートできる。
金曜日は予想以上に厳しかったけど、今日に向けて幾らか改善することができたし、バルテリ(ボッタス)がペナルティーを受けるから僕は8番手からスタートする事になる。
ミディアムタイヤでQ2を突破したことで明日のレースに向けてベストな戦略的オプションを得る事ができたけど、ここはタイヤに厳しいから、かなりタイトな戦いになると思う。
選択肢はたくさんあるし、今夜はあらゆる可能性を検討して、明日に向けてベストなストラテジーを選んでいく必要がある。
ポールポジションはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。2番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)。3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)という結果となった。
2021年 F1アメリカグランプリ決勝レースは、日本時間10月25日(月)4時にスタート。1周5516mのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)を56周する事でチャンピオンシップを争う。