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ホンダF1の長谷川祐介は、第10戦F1イギリスGP決勝で発生したフェルナンド・アロンソのマシントラブルの原因は、燃料システム関連の問題が引き金であったとの見解を示した。詳しい原因については現在調査中だという。
PUコンポーネントの交換によって最後尾スタートとなったアロンソは、一時13位まで追い上げるも周回数残り半分のところで「パワーを失った」と報告しレースを終えた。燃料が適切に供給されなくなった事で、エンジンパワーが失われたものと考えられる。アロンソのリタイヤは今季4度目となる。
マクラーレン・ホンダは初戦オーストラリアGPでも燃圧の問題を抱えており、同様のトラブルは今回が初めてではない。この時は、エンジンに送り込まれる燃料に空気が入り込んでしまった事がその原因であったとされている。
ホンダF1:イギリスGP決勝を終えて
長谷川祐介ホンダF1プロジェクト総責任者
今日の決勝まで物事は上向きでしたし、幾らか心強いペースを示していましたので、母国グランプリとなるイギリスでストフェルがチャンピオンシップ・ポイントを獲得できなかった事にガッカリしています。
ストフェルは良い位置からスタートし、レースを通して中段の争いで力強いペースを示していました。彼は全力でプッシュしていましたので、彼がポイント圏外の11位でレースを終えた事に失望しています。
フェルナンドはグリッド後方からスタートしたにも関わらず、序盤にポジションを上げてストフェルに接近していました。残念ながら燃料システム関連の問題を抱えてしまったためレースをリタイヤせざるを得ませんでした。我々は現在問題の原因を調査しています。
とは言え、チームは幾らか前向きな姿勢でシルバーストンを後にします。我々はペースを改善してきていますし、過去数戦のレースよりもマシンの競争力は上がってきています。次はシルバーストンよりも我々のマシンパッケージに適しているハンガリーGPとなりますので、良いレースを期待しています。
次のレースでのポイント獲得にむけて、我々は最善の努力を続けていくつもりです。
2017年第10戦F1イギリスGPの日程・結果・ニュース・サーキットガイドなどの情報については、F1イギリスGP特設ページを参照されたい。