上機嫌な6番手アロンソ「良い戦いをするための材料は全て出揃った」Mclaren

シルバーストーンの観客に手を振るマクラーレンのフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンcopyright Mclaren

フェルナンド・アロンソは6日(金)に行われたF1第10戦イギリスGP初日フリー走行をトラブルフリーで過ごし、FP2で6番手タイムを記録。上出来とも言える好結果で週末をスタートさせた。チームメイトのストフェル・バンドーンはマシンバランスに不満を訴え17番手という結果に終わった。

エリック・ブーリエに代わり新しくチームを率いる事になったジル・ド・フェランは「生産的で良い一日」と総括。予選と決勝に向けて改善の余地があるとして、更なるパフォーマンスの向上に自信を示した。

F1イギリスGP初日を終えて

フェルナンド・アロンソFP1: 15位, FP2: 6位

間違いなくポジティブな一日だった。FP1では、この先のレースに向けて色々なアイテムをテストしていたから、少しばかり走行時間をロスしてしまった。午後の2回目のセッションではマシンの挙動が良かったよ。タイヤのテストをしてたんだが、マシンはフィーリングはフランスやオーストリアの時とかなり似てるね。

この11日間で3回目のレースになるわけだから、パフォーマンスにしてもパワーにしても、ここ数週間とそんなに大きくは変わらないだろうし、明日もミッドフィールドの争いは接戦になるはずだ。コンマ2秒の差によって予選結果がガラリと変わってしまうだろうし、その違いによってQ1敗退か7番手かが決まる事になるだろうね。

過去数戦よりもQ3に近づけたらって思ってるけど、今の段階ではまだ何とも言えない。コースについて言えば、コンディションは良いし状態も良いね。アスファルトも良くなってるし凹凸も減っているし、グリップは高くなってる。今回追加された第3のDRSゾーンが僕らの背中を後押ししてくれるかもしれない。天気も素晴らしいし、良いレースのための材料は全て揃っている。

ストフェル・バンドーンFP1: 17位, FP2: 17位

再舗装されたはずなのに路面がかなりバンピーだったのには驚いたよ。僕にとっては楽な金曜日じゃなかったけど、チームとしてはかなり実りある一日になったと思う。FP2では2台でセットアップの方向性を分けて、いろんなものをテストしてたんだ。フェルナンドは6番手に入ってるし調子良さそうだから、明日に向けて良い材料が得られていれば良いね。

金曜から土曜にかけては時々ちょっとだけ前進できたりするけど、明日はどうなるだろうね。上手く改善することを願ってるけど。ターマック(路面舗装材)のせいでマシンがちょっとピーキーになってる気がするんだよね。バルセロナやロシアが再舗装された時もこれに似たような感じがしたんだ。でも、これによってレースが面白くなるんじゃないかな。


初日をトップで締め括ったのはスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。2番手につけたメルセデスのルイス・ハミルトンを0.187秒差で退けた。3番手にはトップから0.357秒遅れでバルテリ・ボッタス。ハミルトンの5連覇阻止に向けて、跳馬が上々の仕上がりをみせた。

F1イギリスGP 3回目のフリー走行は、日本時間7月7日(土)19時から、公式予選は同22時からスタートする。

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