角田裕毅、今季4度目のQ3!10番手に本人ガッカリも「今週は本当に成長している」と評価するアルファタウリ・ホンダ
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アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は9日(土)に行われたF1第16戦トルコ公式予選を終えて「少しばかりガッカリ」と失望感をあらわにしたが、チームは第9戦オーストリアGP以来の最終ラウンド進出を前向きに捉えている。
Q1ではターン1で飛び出してトラックサイドパネルを倒す場面もあったが、クルマにダメージはなく10番手でQ2へと駒を進めた。
5台が脱落し、残る15台のマシンが挑んだQ2ではミック・シューマッハとジョージ・ラッセルと並びソフトタイヤを選択。コンパウンドのアドバンテージを活かして8番手タイムを刻んでQ3へと進出した。
ただ、最終ラウンドでは1ラップを上手くまとめ切れなかったようで、Q2の自己ベストにコンマ3秒届かず10番手に甘んじた。これが角田裕毅のフラストレーションの原因となったようだ。
ただ、チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは「ユーキは今週末、本当に成長しており、Q3に戻ってこれた事は本当に素晴らしい」と評価した。
Q2でソフトタイヤを履かせた理由については「ユーキには最高のスタートポジションを獲得して欲しかったのでソフトタイヤを複数セット与える事にした」と説明した。
P10
初めてのイスタンブール・パーク。風が強かったり、雨が降ったりとコンディションは難しいものの、走っていて楽しい🙌チームのお陰でマシンバランスも良く、走るごとに自信を深めることができています👍
幻となった鈴鹿への思いも込めて、明日は走ります🔥 pic.twitter.com/nxBV3YGiTt— 角田裕毅/Yuki Tsunoda (@yukitsunoda07) October 9, 2021
少しばかりガッカリ
角田裕毅
予選: 10位, FP3: 8位
正直に言って、今日の自分のパフォーマンスには少しばかりガッカリしていると言わざるを得ません。クルマのペースは十分にあったと思いますし、明日はもっと上のグリッドからスタートできたはずです。
チームは素晴らしい仕事をしてくれましたが、残念ながらQ3で全てをまとめ上げる事が出来ませんでした。
明日はソフトタイヤを履いてレースをスタートする事になります。周りの殆どのクルマとは違う戦略になりますので、今夜の内にしっかりと準備をして、明日はどんなチャンスであっても逃さないようにしてきたいと思います。
とは言え予選で上位10台以内に入れた事は良かったと思います。今週末の僕の目標はポイント獲得で週末を締め括ることです。明日は力強いポジションからスタート出来ますので、目標を達成したいと思っています。
予選最速を刻んだルイス・ハミルトンがエンジン交換ペナルティで10グリッド降格となる事から、バルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得。2番手はマックス・フェルスタッペン。3番手はシャルル・ルクレールという結果となった。
2021年 F1トルコグランプリ決勝レースは、日本時間10月10日(日)21時にスタート。1周5,338mのイスタンブール・パーク・サーキットを58周する事でチャンピオンシップを争う。