セルジオ・ペレス、今季7度目の対ガスリー敗北「Q1でのタイヤの使い方が響いた」
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10月9日(土)のF1第16戦トルコ公式予選に挑んだレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスはFP3で3番手タイムを刻みながらも、予選ではまたも姉妹チームのピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)に先行を許す7番手に留まった。
ペレスはQ1でソフトタイヤを1セット余分に使った事がQ3での最終結果に影響したと考えている。
レッドブルがイスタンブール・パーク・サーキットで予選トップ6圏外に終わったのは2008年以来初めての事で、ガスリーに予選結果で敗北したのは今季7度目だ。ペレスは決勝では堅実にポイントを持ち帰ってくるものの、予選1ランを一貫してまとめ上げるにはまだ時間が必要なようだ。
チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「チェコ(ペレス)はスクラブタイヤとミディアムタイヤの両方で好タイムを刻んでいた。新品ソフトを履いた最後のランが上手くまとまらなかっただけだ」と述べ、決勝での巻き返しに期待を寄せた。
「我々が彼のために選んだ明日の戦略は、レースでの前進を可能にしてくれるはずだ」
メルセデスはコンストラクターズ・ランキングでレッドブルの33ポイント前に立っている。ペレスには、ルイス・ハミルトンの10グリッド降格ペナルティを活かしてポイントを最大化する事が期待されている。
Q1でのタイヤの使い方が響いた
セルジオ・ペレス予選: 7位, FP3: 3位
上手く前進出来ているし、この勢いを明日のレースに繋げていきたいと思ってる。
複雑なコンディションだったからQ1で新品ソフトタイヤを1セット余計に使ってしまったため、Q3では1セットしか使えずポジションを失ってしまった。
(Q3の)1回目のアタックではユーズドタイヤを履いて、まずまずのバンカータイムを残せたけど、2回目のランでは思ったほど改善できず、求めていたタイムには届かなかった。
とは言え気持ち的には前向きだし、明日は順位を上げてチームのために大量のポイントを持ち帰りたいと思ってる。
レースは長く、ここはオーバーテイクも可能で、タイヤのデグラデーションもかなり大きいだろうから勝機はあると思う。
スタート直後のターン1までをクリーンに走れれば残りも上手く戦えるだろうし表彰台も可能だと思う。
僕らには素晴らしい戦略とペースがあるから、良い結果を目指してチャレンジしていきたい。
予選最速を刻んだルイス・ハミルトンがエンジン交換ペナルティで10グリッド降格となる事から、バルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得。2番手はマックス・フェルスタッペン。3番手はシャルル・ルクレールという結果となった。
2021年 F1トルコグランプリ決勝レースは、日本時間10月10日(日)21時にスタート。1周5,338mのイスタンブール・パーク・サーキットを58周する事でチャンピオンシップを争う。