角田裕毅「問題なし」交代多発で慌ただしいアルファタウリの隣のガレージ

モンツァ・サーキットのパドックで報道陣の質問に答える角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)、2023年8月31日(水) F1イタリアGPCourtesy Of Red Bull Content Pool

意図的なもの、偶発的なものを含めて隣のガレージでドライバー交代が繰り返されている事について角田裕毅(アルファタウリ)は、やるべき事に変わりはないとして自身の集中力が散漫になることはないと主張した。

アルファタウリでの3シーズン目を迎えた角田裕毅は、開幕から5ヶ月の間にチームメイトが3名入れ替わる異例の事態に置かれている。

Courtesy Of Red Bull Content Pool

キックボードに乗ってモンツァ・サーキットを周回する角田裕毅(アルファタウリ)、2023年8月31日F1イタリアGP

共に今季のキックオフを迎えたニック・デ・フリースは成績不振を理由に7月のハンガリーGPを前に更迭され、後任としてダニエル・リカルドが古巣カムバックを果たした。

ところが迎えた復帰3戦目のオランダGPで不運なクラッシュに見舞われ中手骨を骨折。FP3以降はリアム・ローソンが仕事を引き継ぎ、今週末のイタリアでも引き続きAT04をドライブする。

2024年のシートが確定しているのであればまだしも、アルファタウリは来季のドライバーラインナップを発表しておらず、ただでさえレース外の物事に気を取られやすい状況にあるが、隣のガレージの混乱に影響される事はないと角田裕毅は言う。

「問題ありません。最終的には自分がやるべきことに集中するだけだと思いますので。いつもと同じ様にポイントを取って良い結果を残す。僕がやらなければならない事に変わりはありません」

「1週間の間に交代が行われるような状況はドライバーにとって本当に厳しいものですが、リアムは仕事をこなしていると思いますし、ダニエルを含めてみんな良い仕事をしていると思います」

「ダニエルは(チームとクルマに)慣れ始めていて良いセッションを過ごしていましたが、その直後に不運なアクシデントに見舞われてしまいました」

「リアムはFP3からクルマに飛び乗る事になりましたが、予選もレースも上手くやってみせました。僕らは上手く対処していると思います」

「(チーム全体としては)それほど簡単なことではありませんが、僕自身にとってそれほど大きな違いはありません」

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エナジーステーションの中で拳を付き合わせるアルファタウリのリアム・ローソンと角田裕毅、2023年8月31日(水) F1イタリアGP

イタリアGPの開幕を前にしてはルイス・ハミルトンとメルセデスとの2年の契約延長が発表された。7度のF1ワールドチャンピオンは少なくとも40歳まで現役を続行する。

23歳の角田裕毅にとって40歳というのは17年後の事だ。その歳までキャリアを続けている姿を想像できるかと問われると「全く」と答えた。

「そうなれば良いですね。もし40歳まで続けてチャンピオンになるといった目標を達成できていればなお良いです」

「ただレース以外でもやりたい事があるので、例えばレストランを持ったりとかできれば良いですね」

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