角田裕毅とルクレール、FP3を前に追加パワーユニット交換…揃って最後尾からF1カナダGPへ
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予想通りスクーデリア・フェラーリはF1第9戦カナダGPの2日目に向け、シャルル・ルクレールのパワーユニットを追加交換した。ドライバーズランキング3位のモナコ人ドライバーは20日(日)の決勝を最後尾からスタートする。
3基目のCE(コントロール・エレクトロニクス)を投入した初日に続き、フェラーリはFP3に向けて今季4基目となるICE(内燃エンジン)、ターボチャージャー、MGH-K/Hを新たに開封した。
V6ハイブリッド・ターボ導入9年目の今年はICE、ターボ、MGU-H、MGU-Kが各々年間3基まで、CE、ESは各2基まで、そしてエキゾースト・システムは年間8セットまでに使用が制限されている。超えた場合はグリッド降格ペナルティとなる。
ルクレールはCE交換によって既に10グリッド降格となっていたが、追加の交換を受けスチュワードは最後尾スタートを命じた。
FP3に向けては同じ様に、週末を前に全パワーユニットコンポーネントを交換した角田裕毅が追加で3基目のCE及びES(バッテリー)の封を切った。更なる降格の対象となるものだが、既に最後尾が確定しているため影響はない。
また、カルロス・サインツ(フェラーリ)が3基目のICEを、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)が2基目のESを開封したが、両者の交換は規定に抵触するものではなくペナルティ・フリーでに交換となった。