トロロッソ・ホンダ、待望の最新空力アップグレードをF1アメリカGPで投入

トロロッソ・ホンダSTR13、F1アメリカGPにて 2018年10月18日copyright ToroRosso

待ちに待った待望のシャシーアップグレードが登場。トロロッソ・ホンダはファクトリーで開発を進めていた新しいエアロパッケージをF1アメリカGPの舞台、サーキット・オブ・ジ・アメリカズに投入する。

時間のない中でルノーからホンダへとエンジンの切り替えを行ったために、今季スクーデリア・トロロッソのF1マシン「STR13」はいわば”間に合わせ”のクルマ。6月の第9戦オーストリアGPで車体側のアップデートを投入したものの期待通りに機能せず、それ以来4ヶ月近くにも渡って主要なアップデートがない状況が続いていた。

COTAに持ち込まれたのは新型フロントウイングとフロア。お蔵入りとなった6月のアップグレードの問題点を踏まえて再設計されている。先の2つ以外にもボディーワークに複数の変更が加えられているが、チームが用意できたのは1台分のパーツのみという事で、アメリカGPではピエール・ガスリーだけが新型アップグレードを走らせる事になるようだ。

今週末、トロロッソ・ホンダの2台にはケンタッキーフライドチキン(KFC)のロゴがプリントされる。FP1で出走が予定されている開発ドライバーのショーン・ゲラエルの父リチャードが、母国インドネシアにおける同ブランドのフランチャイズライセンスを所持している関係上、1戦に限りスポンサードされるようだ。

トロロッソ・ホンダは現在コンストラクターズランキングで30ポイントを獲得し8番手につけているものの、その背後にはアルファロメオ・ザウバーが3ポイント差で迫っており、僅かの差で逆転を許しかねない際どい状況にある。鈴鹿で投入されたスペック3エンジンと改良された車体の相乗効果によって、如何ほどのパフォーマンスが得られるのか。アメリカGPの1回目のフリー走行は、19日金曜24時から行われる。

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