トロロッソ、ホンダの斡旋で日本関連の投資会社とスポンサー契約を締結

トロロッソ・ホンダSTR14のノーズコーン、F1オーストラリアGP予選copyright Red Bull Content Pool

ホンダをパワーユニット・サプライヤーとするスクーデリア・トロロッソは22日、日本との関連が深い投資会社「Buzz Asset Management(バズ・アセット・マネジメント)」とスポンサー契約を締結した事を明らかにした。今季F1マシン「STR14」のノーズコーンには、先週の開幕F1オーストラリアGPより同社のロゴが掲載されている。

Buzz & Co. Asset Management Limited.はレース経験を持つ長谷川大祐氏によって2017年に設立され、今年FIA-F2選手権に参戦するホンダの育成ドライバー、松下信治やジュニアカテゴリーの強豪チーム、カーリンを支援。同氏は本年2月から、ホンダ・レーシングのマーケティング・アドバイザーを兼務しているようで、トロ・ロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストによれば、今回の提携はホンダからの斡旋があったとの事だ。

Buzz Asset Management社は、日本と中国を中心に富裕層向けの資産管理を手がけており、東京港区北青山にオフィスを持つものの、本社はイギリス・ロンドンに構えている。「才能ある若手のサポート」を自身のミッションとする長谷川CEOは声明の中で、トロ・ロッソは「若手ドライバーにチャンスを与えるチーム」であり、今回の提携は必然の流れだと語った。

記事公開当初、長谷川氏が「ルノーF1チームの前身であるロータスを所有していたルクセンブルグの投資会社、Genii Capital(ジェニー・キャピタル)のCEOを務めていたようだ」と報じたが、実際には当該企業とは無関係の「Genie Capital(ジーニーキャピタル)」の誤りでした。訂正してお詫び申し上げます。

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