マカオGP2連覇のダン・ティクタム、福住仁嶺のチームメイトとしてFIA F2選手権デビュー

FIA F2選手権のテストに参加したダン・ティクタムcopyright Malcom Griffiths/FIA Formula 2

2018年のF3マカオGPで2連覇を達成したレッドブル育成傘下のダン・ティクタムが、今週末にヤス・マリーナ・サーキットで行われるFIA F2選手権の最終戦でデビューする事が決定した。

ティクタムはレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表がオーナーを務めるBWTアーデンに加入。フォーミュラEへの参戦が発表されたマキシミリアン・ギュンターの代わりとして、ホンダが支援する福住仁嶺のチームメイトを務める。

イギリス出身の19歳ティクタムは今年、ミック・シューマッハに次ぐチャンピオンシップ2位でヨーロッパF3選手権を終え、F3の世界一を決するマカオGPで2連覇を達成。F1出走要件のスーパーライセンスポイントを35に伸ばした。

レッドブル首脳陣は、ティクタムをブレンドン・ハートレーの後任として来季トロロッソ・ホンダに起用した考えであったが、発給には5点足らない状況であるため、日産e.damsのフォーミュラEドライバーを務めるアレックス・アルボンの引き抜きを模索。既に交渉は成立していると噂される。

そのため来年ティクタムはスーパーフォーミュラに参戦し、ライセンスポイントの拡充を目指すのではとの専らの噂であり、一年間の修業を経て、ダニール・クビアトとアレックス・アルボンのいずれかに代わって2020年にトロロッソ・ホンダからデビューする方向にあると考えられる。

見方によっては福住にとってはまたとないチャンス。F1デビューの候補者リスト筆頭に名のあるティクタムを打ち破れば、その分自身のキャリアが開ける事になる。

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