レッドブル、対メルセデス戦で「過去最高に支配的な勝利」F1シュタイアーマルクGP 決勝インタビュー速報

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンにシャンパンを浴びせるメルセデスのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタス、2021年6月27日F1シュタイアーマルクGPにてCourtesy Of Red Bull Content Pool

F1第8戦シュタイアーマルクGP決勝のトップ3インタビューを速報配信する。26日のレースでマックス・フェルスタッペンは、2連勝を飾ってドライバーズ選手権でのルイス・ハミルトンに対するリードを18ポイントに広げた。

レッドブル・リンクでの第1レースはレッドブル・ホンダの圧勝だった。ポールのマックス・フェルスタッペンは一度もトップを譲らず、また自ら動く必要もなく、ただ相手の出方を伺うだけで良かった。

メルセデスが4戦連続で優勝を逃したのは1.6リッターV6ハイブリッド・ターボエンジン時代になって初めての事だった。この日の優勝によってレッドブル・ホンダの今季の勝率は62.5%に達した。

表彰台にはフェルスタッペンだけでなく、レッドブル・レーシングのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコの笑顔もあった。

Courtesy Of Red Bull Content Pool

表彰台に上がったレッドブル・レーシングのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコとマックス・フェルスタッペン、2021年6月27日F1シュタイアーマルクGPにて

レッドブルにとっての唯一の反省点は、セルジオ・ペレスのピットストップ作業だ。左リアの交換が遅れた事で4.8秒を要し、3位表彰台のチャンスを逃す事になった。

クリスチャン・ホーナー代表は「チェコ(ペレス)のピットストップを除けば完璧なパフォーマンスだった。特にマックスのレース運びは素晴らしかった。彼はゲームを支配してみせた。これまでのメルセデスとの戦いで最も支配的な勝利だ」と評した。

トップ3インタビュー

不振に悩んでいたボッタスは安堵、フェルスタッペンは更なる自信を得た、といったところだろう。ハミルトンに関しては、何らかのアップグレードなしにこれ以上ドライバーの腕のみでレッドブルと張り合う事は難しいとの考えを示した。

マックス・フェルスタッペン1位

マシンバランスが良くて最初からタイヤを上手くマネジメントできた。後はひたすら走り続けるだけだった。それが上手くいった。

来週も同じ様に頑張るつもりだ。凄く良い感じだし、この調子を続けるのみ。来週が楽しみだね!

ルイス・ハミルトン2位

一人旅のレースだった。タイヤをキープするのに必死だった。レッドブルはここ数戦で大きな進歩を遂げたけど、どこでタイムを稼いでいるのか分からない。

ロングランペースは彼らの方が上で、僕らはストレートであまりも多くのタイムを失っている。彼らの方が速いんだから、その点で僕にできる事はあまりない。

僕らとしてはどうにかしてパフォーマンスを引き出す必要がある。何かアップグレードが必要だ。

バルデリ・ボッタス3位

今日はこれで精一杯だ。ダメージを最小限に抑える事ができた。最後はペレスに接近されたけど、何とか守って久しぶりに表彰台に上がれて良かった。


今週末と同じレッドブル・リンクを舞台として行われる次戦オーストリアGPは1週間後の7月2日のフリー走行1で幕を開ける。

F1シュタイアーマルクGP特集

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