アルファタウリ・ホンダ︰要改善ながら10番手刻んだガスリー、油圧問題で走行ロスしたクビアト
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アルファタウリ・ホンダは、8月14日(金)に行われた2020 F1第6戦スペインGP初日2回目のプラクティスでピエール・ガスリーが40周の大量周回を重ね、シニアチームのアレックス・アルボン(レッドブル・ホンダ)を上回る10番手タイムを記録し、39周を走り込んだダニール・クビアトが15番手をマークした。
クビアトは午前のFP1でメカニカルトラブルを抱え、セッションの3分の1に相当する走行時間を失った。チーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは「些細ではあるがハイドロリック系のトラブルに見舞われた」と説明した。
Pos | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
---|---|---|---|---|---|
10 | ガスリー | アルファタウリ | 1:18.312 | +1.429 | 40 |
11 | ストロール | レーシングポイント | 1:18.357 | +1.474 | 39 |
12 | ベッテル | フェラーリ | 1:18.404 | +1.521 | 36 |
13 | アルボン | レッドブル | 1:18.491 | +1.608 | 35 |
14 | ノリス | マクラーレン | 1:18.506 | +1.623 | 38 |
15 | クビアト | アルファタウリ | 1:18.642 | +1.759 | 39 |
2台のAT01は、FP1で直近のライバルたちに先行を許しタイムシート後方に名を連ねていたが、FP2に向けてマシンに加えた変更が功を奏し、共にラップタイムを改善させた。
ジョナサン・エドルズはこの日のセッションについて「暑さ故にグリップ不足とマシンバランスに苦戦していたものの、FP2に向けてパフォーマンスと競争力を改善できた。ショートランはまずまずで、ロングランペースにも満足。明日以降に向けて前向き」と振り返った。
カタロニアでのミッドフィールドは混戦模様で、0.271秒という僅かな時間の中に5番手のロマン・グロージャン(ハース)から12番手のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)までの8台が連なっており、予選ではワンミスが致命傷となり得る。
アルファタウリ・ホンダ:F1スペインGP初日
ピエール・ガスリーFP2: 10位, FP1: 14位
今日は大量に走り込めたし、広範囲なテストプログラムも消化できたから、僕らにとって前向きな一日になったと言えると思う。それに、まだ完全にはマシンに納得できていないけど、FP2でトップ10に入ることができたしね。
過去数週間とは違ってバランスが完璧とは言えない状態だから、これを改善するために明日に向けて幾らか作業に取り組まなきゃならない。予選で良いポジションを得るためにはもう少しパフォーマンスを上げる必要がある。
ダニール・クビアトFP2: 15位, FP1: 17位
午前中にトラブルに見舞われたにも関わらず、今日はかなりの周回数をこなすことができたし、生産的な一日になったと思ってる。FP1の序盤で走行できなかったのは理想的じゃないけど、FP2でその分を少し取り戻すことができたから、明日は問題なくクリーンに過ごして予選で力強い結果を残したい。
トップ10争いに加われるように、あとコンマ数秒をひねり出すためにはどうしたら良いかという事と合わせて、今夜はマシンへの理解を深めるための作業に取り組む必要がある。
初日をトップで締め括ったのはルイス・ハミルトン(メルセデス)。2番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)を0.287秒差で退けた。3番手には0.821秒遅れでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が続く結果となった。
F1スペイングランプリ3回目のフリー走行は日本時間8月15日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってカタロニア・サーキットで開催される。