シンガポールGP、コロナ渦の影響で今季も中止へ…F1は代替戦の確保に奔走
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マリーナベイ市街地コースでのF1シンガポールGPが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響を受け、2年連続で中止される見通しとなった。英BBC Sportが報じた。
現時点で公式発表はなく、またF1の広報担当者は具体的なコメントを避けているものの、報道によるとF1とシンガポール当局は既にイベント中止で合意に至ったという。
パンデミック以降、同国では6万人以上の感染者と、32名の死者が報告されており、感染拡大防止のために今も厳しい規制が敷かれている。
各種対策が功を奏している事もあり、6月3日現在の過去7日間の平均感染者数は29名に留まっているが、仮に無観客開催であったとしてもF1は数千人規模を擁する大規模イベントであり、当局はイベント中止の決断に至った。
ロシア、日本と並ぶフライアウェイ3連戦の一角が失われた事で、F1は代替レースの模索に奔走している。
伝えられるところでは、英国のレッドリスト国入りによって無期延期となったトルコや、地理的に近い中国の復活が取り沙汰されており、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)側からも米国2連戦のオファーが出ているようだ。
鈴鹿サーキットは現時点でレースの開催を見込んで準備を進めているものの、日本グランプリの先行きも不透明で、変異株の流行もありF1カレンダーは今後も改定を余儀なくされる可能性が高い。