RB好調の要因を説明するリカルド、憶測を払拭せんとばかりに手応えの6番手
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3番手カルロス・サインツ(フェラーリ)に僅か0.122秒差の6番手でF1シンガポールGPの初日を締め括ったダニエル・リカルド(RBフォーミュラ1)は、マリーナベイ市街地コースでのVCARB 01に大きな手応えを感じていた。
アメリカラウンド前最後の週末にRB勢は、トップ4チームを揺るがすほどのパフォーマンスを発揮した。リカルドのチームメイト、角田裕毅はFP2で4番手タイムを刻んだ。
「いやー、今日は本当に良かったよ。チームとしてね」とリカルドは振り返る。
「今朝のセッションは…5番手と7番手、午後は4番手と6番手だったかな。たしか、4台くらいが0.02秒以内に並んでたと思う。かなりの僅差だった!でも、両方のセッションでも2台揃ってトップ7に入れて良かったよ」
「クルマの調子にはかなり満足してる。少し微調整は必要だけど、上位争いに絡めて嬉しい。少なくとも今のところは、僕らのパッケージはちゃんとしているみたいだ。いい感じだよ」
このペースはどこから来たのかと問われたリカルドは、大笑いしながら困惑した様子を見せた後、「まぁ…その、、これがF1ってことなんじゃない!?」と返した。
「いや、最後にハイダウンフォースだったのは…ザントフォールトかな。ブダペストの方がそうかもしれない。今回のパッケージはブダペストに近い感じで、あの時も競争力があったから、たぶん…たぶんだけど、今のクルマには、この手のコースで大きめのウイングを付けるのが合ってるんだと思う」
「先週末のバクーでは、良いパフォーマンスが発揮できるだろうと思っていたけど、実際にはそうじゃなかった。あの時はダウンフォースがかなり低かったんだ」
「だから、今はハイダウンフォース仕様のセットアップの方が若干、僕らにとっていいのかもしれない」
「明日もこの調子が続いてくれればいいけどね。それで、笑顔で『最高だ!』って言えたら満足だ!」
週末に先立っては、シンガポールGP後にリアム・ローソンにシートを奪われるとの噂が飛び交った。ステアリングを握ってコースに向かい、気持ちよくドライブできたことで気分がリセットできたとリカルドは認めた。
「それが一番の解決策だと思う」とリカルドは語る。
「それに…ここは去年、レースができなかったサーキットの一つだから、戻ってこれて凄く嬉しいんだ。ここのサーキットはずっと、僕のお気に入りだからね」
「それに、グリップがすごく良くなってる気がする。路面が再舗装されたこともあって、かなり速くなってて、実際すごく楽しいんだ。だから、今日は本当に楽しかった」
「今日は壁に触れるまで行けたかどうか覚えてないけど…(壁にタイヤの)跡を残したかったんだよね。でも、まだ明日があるから…ほら、壁に擦るとかっこいいでしょ!」
2024年F1シンガポールGPの初日FP2をトップで締め括ったのはランド・ノリス(マクラーレン)。2番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)を0.058秒差で退けた。
FP3は日本時間9月21日(土)18時30分から、公式予選は同22時から1時間に渡ってマリーナベイ市街地コースで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。