2023 F1サウジアラビア PU投入状況:ルクレールが降格第一号に…ペレスはリーチ

レッドブルのガレージ内を歩くセルジオ・ペレス、2023年3月17日F1サウジアラビアGPCourtesy Of Red Bull Content Pool

国際自動車連盟(FIA)のF1テクニカル・デリゲートによる発表を元に、2023年F1第2戦サウジアラビアGPにおける各ドライバー毎のパワーユニット(PU)投入状況を以下にまとめる。

23戦が並ぶシーズンの2戦目にして早くも、3基目のCE(コントロール・エレクトロニクス)投入によりシャルル・ルクレール(フェラーリ)が10グリッド降格ペナルティを受ける事が確定した。

予選後時点
Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
セルジオ・ペレス 2 2
シャルル・ルクレール 2 2 3
カルロス・サインツ 2
ランド・ノリス 2 2 2 2 2
ニック・デ・フリース 2 2 2 2 2 2

ルクレールは他にもICE、MGU-Hを合わせて交換した。予防措置だという。チームメイト同様、カルロス・サインツも2基目のICEを搭載した。

前戦バーレーンGPでニューマチックバルブ用のエア充填を強いられたランド・ノリス(マクラーレン)は2基目のICE(内燃エンジン)、ターボ、MGU-H/K、エキゾーストを開封した。

ドライバーズ・ランキング2位につけるセルジオ・ペレス(レッドブル)は2基目のCEとESを搭載。年間上限基数に達した事で、降格ペナルティまで後一つと迫った。

ペレスはこれに加えてギアボックスも交換しており、GBX C&C(ケース及びカセット)およびGBX DL(駆動系、ギアチェンジ、補助コンポーネント)が2セット目に達した。僚友フェルスタッペンも2日目に向けて2セット目に換装した。

ニック・デ・フリースの21号車が予選を前にトラブルに見舞われたため、アルファタウリはESを除く全てのコンポーネントを交換した。

V6ハイブリッド・ターボ導入10年目の今年はICE(内燃エンジン)、ターボ、MGU-H、MGU-Kが各々年間3基まで、CE、ESは各2基まで、そしてエキゾースト・システムは年間8セットまでに使用が制限されている。

F1サウジアラビアGP:パワーユニット投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
レッドブル・RBPT M.フェルスタッペンVER 1 1 1 1 1 1 1
S.ペレスPER 1 1 1 1 2 2 1
フェラーリ C.ルクレールLEC 2 1 1 1 2 3 1
C.サインツSAI 2 1 1 1 1 1 1
メルセデス G.ラッセルRUS 1 1 1 1 1 1 1
L.ハミルトンHAM 1 1 1 1 1 1 1
アルピーヌ・ルノー E.オコンOCN 1 1 1 1 1 1 1
P.ガスリーGAS 1 1 1 1 1 1 1
マクラーレン・メルセデス O.ピアストリPIA 1 1 1 1 1 1 1
L.ノリスNOR 2 2 2 2 1 1 2
アルファロメオ・フェラーリ V.ボッタスBOT 1 1 1 1 1 1 1
周冠宇ZHO 1 1 1 1 1 1 1
アストンマーチン・メルセデス L.ストロールSTR 1 1 1 1 1 1 1
F.アロンソALO 1 1 1 1 1 1 1
ハース・フェラーリ K.マグヌッセンMAG 1 1 1 1 1 1 1
N.ヒュルケンベルグHUL 1 1 1 1 1 1 1
アルファタウリ・RBPT N.デ・フリースDEV 2 2 2 2 1 2 2
角田裕毅TSU 1 1 1 1 1 1 1
ウィリアムズ・メルセデス A.アルボンALB 1 1 1 1 1 1 1
L.サージャントSAR 1 1 1 1 1 1 1

F1サウジアラビアGP特集

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了