”予期せぬ”の質問に笑うアロンソ、2列目確保にご満悦…真価問われるF1サウジでの表彰台の見通しは

パルクフェルメでランド・ノリス(マクラーレン)と話をするフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)、2024年3月8日 F1サウジアラビアGP予選(ジェッダ市街地コース)Courtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

8日(金)に行われたF1第2戦サウジアラビアGP予選で2列目4番手を獲得したフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)は、インタビューアーから思いもよらない質問を受けたエピソードを明かした。

2度のF1ワールドチャンピオンは予選と同じ時間帯に行われた初日FP2でトップタイムを記録。当時はエンジンモードや搭載燃料量などを理由に、アストンマーチンは「予選よりフリー走行の方が速い」等と、うそぶいていた。

しかしながら実際にはマクラーレン勢とメルセデス勢を余裕を持って抑え込み、2番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)に0.055秒差、3番手セルジオ・ペレス(レッドブル)に0.039秒差の4番手タイムをマーク。AMR24の1ラップペースが優れたものであると証明した。

セッション後に英「Sky Sports」のインタビューに応じたアロンソは、「フェルナンド、素晴らしいラップでした。クルマはかなり良さそうですね?」と尋ねられると「超ハッピーだよ!」と笑いながら次のように続けた。

「実はこれまでに3回、別のインタビューを受けたんだけど、みんな僕にガッカリしてる?って聞くんだ!驚いたよ。セカンドローなんだからガッカリするわけないのに!」

「5日前のバーレーンGPで僕らはマクラーレン、フェラーリ、メルセデス、レッドブルに次ぐ5番目のチームだった。でも今は少なくとも1周のパフォーマンスで彼らと肩を並べることができたんだから素晴らしいニュースだ」

「明日は僕らのペースを再確認する事になる。バーレーンでは、1ラップペースは力強かったものの、レースペースはそれほどじゃなかった。改善するために幾つか手を加えたから、明日はそれが上手くいくかどうか見てみるつもりだ」

Courtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

メディアの取材に応じるフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)、2024年3月8日 F1サウジアラビアGP予選(ジェッダ市街地コース)

先週末のレースでは予選6番手ながらも9位に後退。レースペースに課題を抱えている事が浮き彫りになった。

サウジアラビアでの2年連続の表彰台の可能性についてアロンソは「そうなれば、もう一つの大きな驚きになるだろうね」と語る。

「バーレーンでは自分達の本来のポジションを知ることになった。僕らは地に足をつけている。すべてのエリアで改善する必要があることを知っている。今の僕らはそれを受け入れている」

「バーレーンの時も予選は良かったけどレースがね。だから明日、現実を見る事になるだろう。もし僕らが表彰台に上がれば、残りのシーズンに向けて本当に力強いサインになるだろうね」

Courtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

ジェッダ市街地コースを周回するフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)、2024年3月8日F1サウジアラビアGP 予選


2024年F1サウジアラビアGP予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が大差でポールポジションを獲得し、2番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にセルジオ・ペレス(レッドブル)が続く結果となった。

決勝レースは日本時間3月9日(土)26時にフォーメーションラップが開始され、1周 6175mのジェッダ市街地コースを50周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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