フェルスタッペン「他のマシンの方が少し分がある」条件変化で一転、3番手に後退
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3月7日(木)の2024年F1第2戦サウジアラビアGPの初日FP2を3番手で終えたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、シングルラップに関してはエンジンモードを考慮してなお「他のマシンの方が少し上」との見方を示し、僅差のポールポジション争いになると予想した。
日中のオープニングセッションでは堂々のトップタイムを刻んだものの、気温が下がり風が強まった日没後のFP2では一転、アストンマーチンAMR24とメルセデスW15が躍動。フェルナンド・アロンソは今季初のベンチマークを刻み、ジョージ・ラッセルに0.230秒、フェルスタッペンに0.331秒差をつけた。
クルマを降りたフェルスタッペンは「全体的にかなり良かったと思う。ここでのFP1は毎年、もう少しばかり滑りやすいんだけど、ストリートサーキットの割にそれほど汚れてはおらず、コースはしっかりと準備されていた」と振り返った。
「FP2でのペースはまあまあだった。ロングランとショートランを通してかなり多くの事を学んだと思う。もちろん1ラップペースに関してはいつだって、もっと良くしたいと思うものだけどね」
「バーレーンの時のように、幾つかのチームは少しばかり(エンジン)パワーを上げていたと思う。だからそれを考慮に入れて検討しなきゃならない」
ジェッダ市街地コースのスペシャリスト、僚友セルジオ・ペレスもトップから0.473秒遅れの5番手と振るわなかったが、おそらくレッドブルにとっては想定の範囲内で、チーム内部に焦りはないだろう。
RB20はバーレーンGPでもシングルラップでライバルの接近を許した。むしろフェラーリSF-24のポテンシャルの方が高かった。だがリザルトを見れば明らかなように、レースはレッドブルの完勝だった。
ジェッダでのRB20の1ラップペースについてフェルスタッペンは「かなり良い感じだけど、今回も本当にタイトな争いになるだろうね」と語る。
「多分ここでは、1ラップペースに関しては僕らより他のマシンの方が少し上だと思う。でも僕らのクルマはロングランで生きてくるはずだ」
「ロングランに関しては最初からかなり良い感じだった。だからこれに関してはかなり満足している」
2024年F1サウジアラビアGP初日FP2をトップで締め括ったのはフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)。0.230秒差でジョージ・ラッセル(メルセデス)を2番手に、0.331秒差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を3番手に退けた。
3回目のフリー走行は日本時間3月8日(金)22時30分から、公式予選は同26時から1時間に渡ってジェッダ市街地コースで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。