アルピーヌ、順位入れ替えのチーム戦でガスリーと対決「オコンとアロンソの献身は誇らしい」イタリアGP以来のW入賞

エステバン・オコンを牽引してピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)からの追撃を凌ぐアルピーヌのフェルナンド・アロンソ、2021年11月14日F1サンパウロGP決勝レースにてCourtesy Of Alpine Racing

アルピーヌF1チームは11月14日に開催されたF1サンパウロGP決勝でエステバン・オコンが8位、フェルナンド・アロンソが9位フィニッシュし、イタリアGP以来となるW入賞で6点を追加した。

この結果、累積点は112点となり、またもアルファタウリ・ホンダと同点でコンストラクターズ選手権5位に並んだ。

チームはピエール・ガスリーの追撃を防ぐべく1ストップ戦略を採った上で、タイヤ的なアドバンテージがあったアロンソをオコンの前に出し、スリップストリームを使っての対抗を試みた。

最終的には2台共がオーバーテイクされてしまったものの、ローラン・ロッシCEOは「フェルナンドは最終ラップでエステバンにポジションを戻した。これはお互いに助け合って共にチームを前進させようとする2人の素晴らしいチームスピリットを示している」として、両ドライバーのチームワークを「誇りに思う」と語った。

アルピーヌ:F1サンパウロGP決勝を終えて

フェルナンド・アロンソ決勝: 9位, グリッド: 12番手

昨日が難しかっただけに今日の結果には満足してる。スタートとリスタートは思い通りにいかなかったが、一旦レース展開が落ち着いた後は結構いいペースで走る事ができた。

バーチャル・セーフティカーのタイミングは若干不運に働いた。僕らはあの時にピットに入れなかったから、事実上あれでタイムを失う事になった。

コース上でのペースは悪くなかった。1ストッパー狙いでピエール(ガスリー)からのオーバーテイクを防ごうとしたけど抑え切る事はできなかった。

久しぶりにまた2台揃ってポイントが獲れて良かった。まだアルファタウリとの5位争いは続いているし、次のカタールGPに向けてこの調子で頑張っていきたい。

エステバン・オコン決勝: 8位, グリッド: 8番手

本当に慌ただしいレースだった。ポイント圏内に戻ってこれて嬉しいよ。今日はチームワークの賜物だった。全てやりきったし、パフォーマンスと戦術の両方で限界まで攻める事ができた。

ガスリーが2回目のピットストップをしたタイミングで、トウを貰って彼を抑えるためにフェルナンド(アロンソ)に前を譲ったんだ。数周の間は上手くいったけど、最終的にはやられてしまったから最後にフェルナンドにポジションを戻してもらった。

上手くはいかなかったけど8位と9位でチェッカーを受けて6ポイントを持ち帰った。コンストラクターズ争いという点でチームとして素晴らしい結果を残せたと思う。

まだまだ厳しい戦いが続くけど、この後には未知のサーキットが2つ控えている。今のポジションを維持するために全力でプッシュし続けるつもりだ。


11月14日(日)にインテルラゴス・サーキットで行われた2021年F1第19戦サンパウログランプリ決勝レースでは、10番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)が大逆転勝利を飾った。2位はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、3位表彰台にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が滑り込んだ。

ロサイル・インターナショナル・サーキットを舞台とする次戦F1カタールGPは11月19日のフリー走行1で幕を開ける。

F1サンパウロGP特集

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