フェルスタッペン、予選敗北2番手も意に介さず「メルセデスは新エンジンだしショックはない」

笑顔を見せるレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン、2021年11月12日F1サンパウロGP予選後のインテルラゴス・サーキットにてCourtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは11月12日(金)に行われたF1第19戦サンパウロGP予選で2番手に甘んじたものの、全く意に介した様子を見せていない。

19点差で選手権をリードするオランダ人ドライバーは0.438秒遅れの2番手と、接戦のチャンピオン争いを繰り広げるルイス・ハミルトン(メルセデス)に遠く及ばなかった。

これは今シーズン最大のギャップだが、ハミルトンは週末に先立って今季5基目となるICE(内燃エンジン)を搭載していた。フレッシュなエンジンはその分、余計にパワーを引き出す事が出来る。

メルセデスのトト・ウォルフ代表曰く「1,000kmを超えると数キロワットが失われる」との事で、ブラジルの後に控える中東での残り3戦を見据えた戦略的交換だったものと思われる。

これによりハミルトンは今週末の決勝で5グリッド降格ペナルティが科される。更に悪いことに、車体に技術的な問題があった事で予選失格の危機に立たされている

フェルスタッペンにとって今週末のグランプリは今季最大のチャンスとなり得る。

メルセデスは新エンジンだしショックはない

マックス・フェルスタッペン予選: 2位, FP1: 2位

2番手という結果には満足してる。明日のスプリントレースに向けて良いポジションが得られたと思ってる。勿論、いつだってもっと接近したいとは思っているけど、時には現実的にならなきゃならない。

メルセデスは新しいエンジンを搭載しているから、当然のことながら今週末はパワーが増している。彼らがリードしているからと言って、僕には大きなショックはない。

スプリントレースで得られるポイントは大した事ないし、良いスタートを切って、その後の展開を見守りたい。

勿論、最も重要なのは日曜の決勝レースだ。かなり暖かくなりそうだしクルマも挙動も変わってくるはずだ。どうなるか楽しみだね。


F1サンパウロGPの2回目のフリー走行は日本時間11月13日(土)24時から、スプリント予選は同28時30分よりインテルラゴス・サーキットで開催される。

F1サンパウロGP特集

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