カルロス・サインツ、戦友ダニール・クビアトの才能を高く評価。トロロッソ・ホンダでのF1復帰を予想

トレーニングに励むトロロッソのダニール・クビアトとカルロス・サインツCourtesy Of Red Bull Content Pool

カルロス・サインツは、かつてのチームメイトであるダニール・クビアトが2019年のトロロッソ・ホンダのシートを獲得しF1に復帰すると予想。パドックから高い評価を受けるマックス・フェルスタッペンやニコ・ヒュルケンベルグらに匹敵する才能を持ち合わせているとして、それが現実となる事を祈っている。

「ダニーは僕がこれまで競い合った中で最も才能があるドライバーの一人だよ」とサインツ。GP3シリーズとF1でコンビを組んだかつての相棒について、英Autosportに自身の見解を披露した。

「彼がF1から去った時、理由は分からないんだけど、いつか戻ってくるような気がしたんだ。過去に色んなカテゴリで対戦してるけど、彼は毎回どうにかして挽回してみせるんだよね」

ピエール・ガスリーがレッドブル昇格を決めた事で、来シーズンのトロロッソ・ホンダのシートには最低1つの空きが出る事が確定しているものの、ジュニアドライバーに有力候補が存在しないレッドブルは、ライバルチームの育成ドライバーや過去の所属ドライバー等、あらゆる選択肢を評価しているとされる。

興味深いことにサインツは、クビアトがF1から追われる事になった際、自分の身近な人間に対してクビアトの復帰の可能性を漏らしていたという。

「マネージャーと父にこう言ったんだ”アイツはまだ終わっちゃいないよ。多分いつの日かF1にカムバックするだろう”ってね。ダニーはチャンスを掴んでるように思う。彼が帰ってくる事になれば僕としてもすごく嬉しいよ」

セバスチャン・ベッテルのフェラーリ移籍に伴い、トロロッソからレッドブル昇格を手にしたクビアトはその初年度となる2015年、僚友ダニエル・リカルドを上回る成績を計上。だが、翌年の中国GPでベッテルと接触事故を引き起こして以降スランプに陥り、ロシアGPを以て降格。ファエンツァのチームに出戻る形となったが、2017年のシーズン途中で解雇を言い渡された。

クビアトは現在、フェラーリの開発ドライバーを務めており、SF71Hの開発のためにシミュレーター作業の任を担っているものの、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、クビアトの名前がリストに含まれている事を暗に仄めかしている。

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