ハートレー、無念のリタイヤ「リアがロックしてマシンがスピン…日本GPまでには解決するはず」
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トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが、30日(日)に行われたF1第16戦ロシアGP決勝を終えて、不可解なスピンとそれに伴うリタイヤについて詳細を明かした。
ハートレーはグランプリ開幕前と2日目のFP3の前にエンジン交換を実施。PU交換に伴うグリッド降格を受け、20番最後尾からレースに挑んだ。スタート直後のオープニングラップでハートレーは、チームメイトのピエール・ガスリーを追い抜き19番手に浮上。巻き返しに向けて好スタートを切った。
マクラーレンを追い回していた3周目にブレーキに違和感を感じたハートレーは即座にピットイン。ソフトタイヤに履き替えコースに戻ったものの、ブレーキペダルが完全にイカれてしまいリアの制御を喪失。ターン2で豪快にスピンを喫した。同じ問題はガスリーにも発生。僅か5周を走ったのみでレースを終えた。
ブレーキに問題…日本GPまでには解決するはず
ブレンドン・ハートレー決勝: リタイヤ, グリッド: 20番手
スタートを上手く決める事ができて、ターン5の直前でピエールを追い抜いたんだ。その後、マクラーレンに攻撃を仕掛けてた時に、ブレーキペダルに若干違和感を感じたんだ。その事をチームに無線で伝えて、ピットストップを行う事にした。
僕らはレースの大部分をソフトタイヤで走るっていうナイスな戦略で決勝に挑んだんだ。僕らのマシンはタイヤに優しくて長く保たせられる自信があったし、レースペースも良かったからね。多分上手く行くはずだったんだけどな。
ピットからコースに出ると、ペダルが完全にフロアに落ちちゃってて、リアがロックしてマシンがスピンする状況だったんだ。しかも同じタイミングで2台のマシンがこういうトラブルを抱えていた。チームは至急問題を特定して、次の日本GPまでに問題を解決してくれるはずさ。アップグレードされたエンジンと共に、鈴鹿を戦える事にチームの全員が興奮してる。金曜日が楽しみだよ。
53周で争われた決勝レースでは、2番グリッドからスタートしたメルセデスAMGのルイス・ハミルトンがチームオーダーの助けを駆りて通算70勝目を上げ優勝。2位はハミルトンに順位を譲ったバルテリ・ボッタス。3位表彰台にはフェラーリのセバスチャン・ベッテルという結果となった。
待望の2018第17戦F1日本GPは三重県鈴鹿サーキットにて、10月5日金曜午前10時からのフリー走行1で幕を開ける。