ロス・ブラウン、鈴鹿でのアルボンを称賛…来季レッドブル・ホンダ残留を予想

ドライバーズパレードに参加するレッドブル・ホンダのアレックス・アルボンとマックス・フェルスタッペン、2019年F1日本GPにてCourtesy Of Red Bull Content Pool

フォーミュラ1のマネージング・ディレクターを務めるロス・ブラウンは、アレックス・アルボンの鈴鹿日本GPでの活躍を称賛。マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして、2020年のレッドブル・ホンダをドライブするのは、アルボンだとの予想を口にした。

「ホンダが地元で力強い結果を欲していた事は明らかだった。特に、今年13年越しに勝利を手にした事を考えればなおさらだった」とロス・ブラウン。

「最終的に、日本のパワーユニットサプライヤーにとっての鈴鹿最高成績は、新人のスター、アレックス・アルボンが達成した。彼は表彰台まで後一歩の4位フィニッシュを飾った。これは今年デビューしたばかりの彼にとってのキャリア最高成績だ」

オーストリアとドイツでの優勝を受け、日本国内でのホンダへの期待は右肩上がりに高まっていたが、地元ファンが見守る中で行われた鈴鹿でのレースでは、1周目に頼みの綱のフェルスタッペンがフェラーリのシャルル・ルクレールと接触。リタイヤを余儀なくされた。

「チームメイトのマックス・フェルスタッペンは、決勝開始直後のルクレールとの接触によって台無しになってしまったが、何より注目すべきは、タイ人ドライバーがフェルスタッペンと1000分の1秒単位まで全くの同タイムで予選を戦ったことにある」

「2ストップ戦略によってカルロス・サインツを交わして以降、アルボンは孤独なレースをする事となったが、彼は決してミスをしなかったし、たとえ優勝したバルテリ・ボッタスから1分近く遅れてのフィニッシュであったとしても、望みうる限りの最高の結果を手にしてみせた」

「確かにサマーブレイク後にトップチームへの移籍があったとは言え、今年の3人のF1ルーキーの中で、アレックスは最高の結果を残しているが、レッドブルでドライブすることは非常に大きなプレッシャーだ。フェルスタッペンのようなスーパースターと対峙しなければならないだけでなく、2020年のシートが懸かっているのだからね」

レッドブル・レーシングのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2020年のレッドブル・ホンダRB16をドライブするのはピエール・ガスリーかアルボンの2択だと公言しており、シーズンの残りのレースでのリザルトとパフォーマンスを元に、ラインナップを決定するとしている。ロス・ブラウンは、ガスリーではなくアルボンがシートを掴む可能性が高いと考えているようだ。

「残りの4レースという現時点でアルボンは、ドライバーズスタンディングで8位につけており、6位のカルロス・カインツまで12ポイントに迫ってる。この目標は彼の手の届く範囲にあるが、これを達成すればアレックスが来年のシートを確保することは間違いないだろう」

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